アシックスジャパン㈱
アスレチックビジネスプランニング
プロダクトプランニング部

吉田慎平氏 (V-SWIFT FF 2企画担当者)

V-SWIFT FF 2

「部活生のために、軽くて履き心地のいい
バレーボールシューズを作りました。
このシューズを履いて結果を
出してもらえるとうれしいです」

今回は、“部活生のためのシューズ”として
開発されたアシックスの
バレーボールシューズV-SWIFT FF 2。
体も技術も日々成長する部活生に向けて、
どんな工夫&機能が施されているのかを、
アシックスジャパン㈱ 企画担当者・
吉田慎平氏に伺った。

シューズ内の熱や湿気を放出する機能満載!
ムレやニオイを気にせず快適にプレー!

 毎日ハードな練習を行っている部活生の“シューズ内環境”というのは決してよいものではありません。シューズと床の摩擦熱や汗により熱やにおいが蓄積され、それが履き心地の悪さにもつながってしまいます。
 その問題を解消するため、このV-SWIFT FF 2ではアウトソールの中央部分(土踏まずの部分)のトラスティックには網状になった通気性の良いパーツを採用。さらに前足部のラバー部分にも通気孔を設置。シューズ内の熱や湿気を放出するため、“シューズ内環境”が快適になるのです。

見た目も斬新なトラスティック形状

足へのフィット感がアップ!
~足幅も2ウィズから選択~

  アッパー素材をメッシュベースで構成し、アウトソール中足部分に網状になったトラスティックや通気孔を設置したのは、シューズ内環境をよくするためだけではありません。それが素材の軽量化にもつながり、結果的に“シューズ本体を軽くする”ことに成功。この最新モデルは、前モデルのV-SWIFT FFに比べ約20g軽くなっています。※27・0㎝での比較
 さらに、アッパーに使用しているメッシュ素材はもともと柔軟性があるため足へのフィット感がよくなるものですが、さらにホールド感を高めるためアッパーと一体のループハトメ構造を前足部から中足部にかけて採用。足にしっかりフィットすることで、部活生に優しい履き心地となっています。
 また新モデルでは、ウイズもスタンダード、ワイドの2タイプから選ぶことができます。これによりフィット感がさらにアップすることになります。

メッシュだからソフトフィットで足が疲れにくい

高いジャンプからの着地でもしっかり衝撃を緩衝!
~反発性もあるので高くジャンプできる~

 助走を利用して高くジャンプするアタッカーは、当然、着地時の衝撃も大きくなります。軽いだけのシューズではクッション機能が低く足への負担が大きい、それが慢性的なケガの原因にもなってしまうこともあるのですが、このV-SWIFT FF 2ではミッドソールにFLYTEFOAMという素材を採用。軽量でクッション性が優れているだけでなく、反発性もあるため助走のエネルギーをジャンプへの推進力としてプラスしてくれるというメリットがあります。例えば3時間練習した後、1日2試合した後の疲労感を比べていただけると、ほかのシューズとの違いが分かるはず。成長期でもある部活生のことを考えて、ミッドソールにFLYTEFOAMを採用しました。

ミッドソールはクッション性と反発性をサポート

 成長期でもある部活生の中には、『すぐに大きくなるから』とわざと大きめのシューズを履いている選手がいます。しかし、それではシューズ内で足が動いてしまうためベストのパフォーマンスができず、自分で自分の技術向上に制限をかけているようなもの。また、ルーズなシューズを履くと無意識のうちに足指などにムダな力が入ってしまい、それが足の疲労となり、結果的に慢性的な障害につながりかねません。真摯にバレーに取り組む部活生だからこそ、今の自分に合ったサイズのシューズを選ぶようにしてください。