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近畿クラブスフィーダと千葉ZELVAが優勝を争うリーグ最終戦【V3男子今週の見どころ】

 新型コロナウイルスの影響で、トヨタモビリティ東京スパークルとアイシンティルマーレがリーグの参加を辞退しているバレーボールのV.LEAGUE DIVISION3 MEN(V3男子)。4チームで順位を争うリーグも、いよいよ今週が最終戦となる。

                 

■近畿と千葉、優勝争いの行方やいかに

 今週は、千葉に4チームが集う。各チームが残り試合を2戦とする中、現在の順位は、1位近畿クラブスフィーダ(3勝1敗)、2位千葉ZELVA(3勝1敗)、3位クボタスピアーズ(1勝3敗)、4位奈良ドリーマーズ(1勝3敗)と、上位2チームに優勝の可能性が残る展開になっている。

 

 首位を走る近畿クラブは、ベテラン選手と大学生の融合で奮闘。勝利を重ねている。今週はクボタ、千葉との対戦を控えるが、初戦のクボタ戦で勝利をおさめて千葉との上位対決への流れを作りたいところ。

 V3男子アタック決定率ランキングでトップを走る中西武琉(近畿大在学中)の決定力も武器に、優勝への道を切り拓けるか。中西と同じく、近畿大に所属しながらVリーグでも活躍を見せる、セッター中野倭の巧みなトスワークにも注目だ。

 

 2位につける千葉ZELVAは、初日に奈良と対戦。2日目には、近畿と優勝候補同士の戦いを迎える。まずは、前回ストレート勝利を飾った奈良との一戦をしっかり勝ち切りたいところ。そして、1レグでは敗れた近畿に、最終戦で一矢報いることができるか。

 前回の対戦では近畿の攻撃力に押される形となった千葉。高田晋作や村松俊輔らの得点力を生かし、今週は序盤から優位に試合を進めていけるか。今季再びVリーグに参戦し活躍を誓うチームの、優勝への強い気持ちが、最後に形となって表れることに期待したい。

   

■順位をかき乱せるか、クボタと奈良の奮闘に期待

 優勝こそなくなったものの、上位チームの戦績次第では2位でのフィニッシュもあり得るクボタと奈良。最終戦でもうひと暴れし、形勢逆転を図れるか。

 今季、新規参戦を果たしたクボタは、コロナ禍で思わぬ短期決戦を強いられた中、最終戦で意地を見せ、結果を残したいところ。V3男子総得点ランキングやサーブ効果率ランキングで首位につける赤松圭介や、堅実なブロックで勝利に貢献する鎌苅翔らの活躍で、勝機を見出せるかに注目だ。

 

 奈良は、初日に千葉、2日目にクボタとの一戦を迎える。1レグでは両チームに対しストレートで敗れており、そのリベンジを果たすべく、最終戦に挑む。攻守で魅せる片野坂拓人や、得点力で貢献する上竣、ミドルブロッカーとして要所で存在感を示す有津翔太らの活躍が勝負のカギを握るだろう。

 

 

《ホームゲーム情報》 ※各項目をクリックしてリンク先へ   

<2月27日(土)>             

JFE体育館(千葉県千葉市)               

第1試合(13:00)

千葉ZELVA vs. 奈良ドリーマーズ

第2試合(16:00)

近畿クラブスフィーダ vs. クボタスピアーズ

 

<2月28日(日)>

JFE体育館(千葉県千葉市)              

第1試合(12:00)

千葉ZELVA vs. 近畿クラブスフィーダ

第2試合(15:00)

奈良ドリーマーズ vs. クボタスピアーズ  

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