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WC2019女子/初戦はドミニカ共和国に勝利

 

 9月14日(土)、横浜アリーナ(横浜市)での女子大会を皮切りに幕を開けた「FIVBワールドカップバレーボール2019」。日本は、その初戦でドミニカ共和国と対戦。セットカウント3-1で勝利し、見事初戦勝利を飾った。なお、この試合、古賀紗理那が28得点、石井優希が21得点と健闘を見せた。戦評は以下の通り。

 日本の次戦は15日(日)、第2戦をロシアと戦う。大会詳細は大会公式サイトにてご確認を。

       

 日本のスターティングメンバーは、石井優希、荒木絵里香、新鍋理沙、古賀紗理那、奥村麻依、佐藤美弥、リベロは山岸あかね。

      

 第1セット、開始早々長いラリーとなるも、荒木のブロックで先制点をあげたのは日本。新鍋のアタックや奥村のクイックなどで3連続得点とすると、8−5の場面で荒木が相手のバックアタックをブロック。日本が試合のペースを握った。中盤以降も、古賀のバックアタックや新鍋の技ありのスパイクなどで得点を重ねた日本。安定した戦いを見せセットを先取した。

        

  2 セット、序盤から古賀の硬軟織り交ぜた攻撃も冴え得点を重ねた日本。6−5からは、荒木のブロード攻撃や古賀のバックアタックなどで5連続得点と勢い付いた。中盤にも、古賀の連続得点で流れをつかむと17−8の場面では宮下遥と長内美和子を二枚替えで起用。すると終盤も、長内の力強いスパイクや石井の強弱をつけたスパイクで最後まで相手を圧倒した日本。セットを連取し、初戦勝利に王手をかけた。

  3 セット、3−4の場面から古賀のバックアタック、奥村のサービスエースなどで5連続得点と一気に相手を突き放した日本。その後、13−6と最大7点差をつけたが、中盤以降は相手のバックアタックや力強いスパイクをはね返すことができずに5連続得点を許し、15−14と詰められた。すると、この場面でコートに立った長内がパワフルなスパイクで得点を重ねて流れを引き戻し、相手の高さある攻撃に粘り強く応戦。終盤、23−24の場面で日本のチャレンジが成功し同点に。しかし最後は連続得点を許し、セットを奪われた。

 第4セット、相手の連続得点でスタートしたが、古賀のバックアタックなどで3連続得点と逆転。石井の切れ味鋭いスパイクや奥村の機動力を生かした攻撃でリズムを作ると日本が8−4と先行した。10−7からは石井のスパイクや荒木のブロックポイントなどで5連続得点と、さらにリードを広げた日本。中盤、相手の高さある攻撃が光るも体を張ったプレーで跳ね返した日本は、16−10の場面で石井の連続得点や古賀のバックアタックなどが決まり、20−10。その勢いは止まらず、古賀と新鍋のスパイクで得点を重ねてセットを奪取。開幕戦を白星で飾った。

      

試合結果

日本 3(25-21,25-11,24-26,25-14)1 ドミニカ共和国

FIVBワールドカップ2019女子大会出場選手

※氏名(所属)/身長/ポジション

2 古賀紗理那(NECレッドロケッツ)/180センチ/アウトサイドヒッター

③ 岩坂名奈(久光製薬スプリングス)/187センチ/ミドルブロッカー

4 新鍋理沙(久光製薬スプリングス)/173センチ/アウトサイドヒッター

5 荒木絵里香(トヨタ車体クインシーズ)/186センチ/ミドルブロッカー

6 宮下 遥(岡山シーガルズ)/177センチ/セッター

7 石井優希(久光製薬スプリングス)/180センチ/アウトサイドヒッター

11 鍋谷友理枝(デンソーエアリービーズ)/176センチ/アウトサイド

12 佐藤美弥(日立リヴァーレ)/175センチ/セッター

13 奥村麻依(デンソーエアリービーズ)/177センチ/ミドルブロッカー

14 小幡真子(JTマーヴェラス)/164センチ/リベロ

16 黒後 愛(東レアローズ)/180センチ/アウトサイドヒッター

18 山岸あかね(埼玉上尾メディックス)/165センチ/リベロ

21 長内美和子(日立リヴァーレ)/175センチ/アウトサイドヒッター

24 芥川愛加(JTマーヴェラス)/180センチ/ミドルブロッカー

28 石川真佑(東レアローズ)/171センチ/アウトサイドヒッター

監督:中田久美(公益財団法人日本バレーボール協会)

    

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