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アジア男子選手権/韓国下し銅メダル獲得

    

 9月13日(金)からテヘラン(イラン)で開催され、男子日本代表が出場した「第20回 アジア男子バレーボール選手権大会」。

 21日(土)、日本は3位決定戦で韓国と対戦。今大会で一度は敗れた相手に対し、セットカウント3-1で勝利。銅メダルを獲得した。個人では、ベストアウトサイドスパイカーに石川祐希選手が、ベストリベロに山本智大選手が選出された。

 今大会で銅メダルを獲得した男子日本代表は10月1日(火)から、ワールドカップ男子大会に出場する。ぜひ各会場で選手への熱いご声援を。

【写真:AVC】

  

銅メダルを獲得した男子日本代表

 

 日本のスターティングメンバーは、李博、清水邦広、髙野直哉、髙橋健太郎、藤井直伸、柳田将洋、リベロは古賀太一郎。

 

 第1セット、立ち上がりは相手のミスや清水のスパイクで 3-1。日本にミスも出て4-5となるが、柳田のブロックやスパイク、髙野の活躍もあり8-7と日本が一歩リードを奪った。中盤も、柳田のサービスエースや李のブロックなどで15-16。19-21と一度は相手にリードを許したが、終盤、西田の活躍で追いつくと、柳田や清水の得点で日本がセットポイントを先取。最後は髙野のフェイントが決まり日本がセットを先取した。

  

 第 2 セット、日本は同じメンバーでスタート。藤井のサービスエースなども出て序盤は競り合いが続いた。それでも、11-12から髙橋の2本のサービスエースを含む4 連続得点で16-13。終盤も、李と清水のブロックなどから7連続得点 で22-14と韓国を突き放すと、ラリーの応酬から清水、髙野が得点。勢いづいた日本がセットを連取した。

  

 第 3 セット、メンバーは変わらず。序盤は先行され6-8、韓国もレシーブで粘りを見せるとサイドアウトの奪い合いに。日本は13-16でテクニカルタイムアウトを迎えた。終盤、清水のサーブで崩し相手のミスを誘って20-21としたが、ブロックに捕まり20-23。髙野や柳田が決めて、途中出場した小野寺太志のサーブから23-24まで追い上げたが、このセット10本目となるサーブミスで第3セットを奪取された。

 

 第 4 セット、序盤は相手のサーブで崩されブロックに捕まる嫌な流れとなった。柳田の得点や李のサービスエースで8-7とすると、清水のサーブで相手のミスを誘って10-8。その後は李のブロックで17-12までリードを広げた。終盤、日本は2枚替えを行うもブロックされて連続失点し21-19、一旦点差を広げたが、連続でサービスエースを奪われ23-22と追い上げを許した。しかしタイムアウトを挟んで落ち着きを取り戻した日本は、清水が決めてマッチポイント。最後は柳田のサーブから李のクイックで25-22。前回の雪辱を果たし韓国に勝利し、銅メダルを獲得した。

 

<試合結果>

日本 3(25-23,25-17,23-25,25-22)1 韓国

 

<個人賞(日本関係分)>

ベストアウトサイドスパイカー:石川祐希

ベストリベロ:山本智大

 

大会を通して活躍を見せた西田
清水もケガから完全復帰
ベストアウトサイドスパイカーを受賞した石川
ベストリベロに輝いた山本
ワールドカップバレーでの活躍にも期待がかかる

 

【第20回アジア男子バレーボール選手権大会 出場選手】

3 藤井直伸(東レアローズ)/183センチ/セッター

4 清水邦広(パナソニックパンサーズ)/193センチ/オポジット

5 福澤達哉(パナソニックパンサーズ)/189センチ/アウトサイドヒッター

6 山内晶大(パナソニックパンサーズ)/204センチ/ミドルブロッカー

⑧ 柳田将洋(ユナイテッド・バレーズ<ドイツ>)/186センチ/アウトサイドヒッター

10 古賀太一郎(ウルフドッグス名古屋)/170センチ/リベロ

11 西田有志(ジェイテクトSTINGS)/186センチ/オポジット

12 関田誠大(堺ブレイザーズ)/175センチ/セッター

13 髙野直哉(堺ブレイザーズ)/190センチ/アウトサイドヒッター

14 石川祐希(キオエネ・パトバ<イタリア>)/191センチ/アウトサイドヒッター

15 李 博(東レアローズ)/193センチ/ミドルブロッカー

16 髙橋健太郎(東レアローズ)/201センチ/ミドルブロッカー

18 山本智大(堺ブレイザーズ)/171センチ/リベロ

20 小野寺太志(JTサンダーズ)/201センチ/ミドルブロッカー

※表記は、氏名/(所属)/身長/ポジション

 

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