サイトアイコン 月バレ.com【月刊バレーボール】

【男子世界バレー】イタリア、アメリカが無傷の4勝目

 イタリア・ブルガリアで開催されている『男子世界バレー2018』。現地9月16日は第1次ラウンドの各グループ戦が行われた。開催国イタリアはドミニカ共和国を、アメリカはカメルーンを下し、ともに無傷の4連勝をあげた。

試合前の国歌斉唱。星条旗を前に勝利を誓うアメリカ(写真:FIVB)

 各グループごとの、9月16日の結果は以下のとおり。

 

■A組(イタリア,アルゼンチン,日本,ベルギー,スロベニア,ドミニカ共和国)

第4セット、アンドレ・アナスタージ監督は大活躍のルソーを抱きしめ称賛(写真:FIVB)

ベルギー 3(14-25,25-23,25-14,25-19)1 日本

イタリア 3(25-12,25-18,25-15)0 ドミニカ共和国

 ベルギーは第1セットこそ日本の西田有志の破壊的なパフォーマンスを前に屈したが、第2セット以降は本来の姿を取り戻した。ブラム・ファンデンドリースがチーム最多18得点をマーク。勝負を決めた第4セットは、トマ・ルソーがブロックにスパイクで日本を粉砕した。

 イタリアはドミニカ共和国をあっさりと撃破し、無傷の4勝目。ジャンロレンツォ・ブレンジーニ監督は「A組だけでなく、この大会においてはすべての試合が重要です。多くの試合でより技術を、より激しさを求められるが、勝ち点3は変わらない。ただ、その3点を取れた点からすれば、素晴らしい試合をしたということだね」と充実の表情を浮かべた。

 

■B組(ブラジル,カナダ,フランス,エジプト,中国,オランダ)

“フライング・ダッチマン”たちの躍動は今大会最大の衝撃だ(写真:FIVB)

オランダ 3(23-25,19-25,25-21,25-23,15-13)2 フランス

エジプト 3(28-26,26-24,17-25,25-21)1 中国 ●

 前日にブラジルを下し衝撃を与えたオランダが、2日連続で世界を震撼させた。ネーションズリーグ準優勝のタレント軍団、フランスをフルセットの末に破ったのである。31得点をあげたニミル・アブデルアジズ主将は「昨日と同じことを言うよ、『サプライズ!!』(笑) 早く明日が来て、第2次ラウンドへの準備をしたいね」と喜んだ。

 エジプトは中国と競合いの末に今大会勝利。2010年大会でイランを3−0で下した時以来の、世界バレーでの白星に歓喜した。

 

■C組(アメリカ,ロシア,セルビア,オーストラリア,チュニジア,カメルーン)

セルビア(右)は初戦でアメリカに敗れてから3連勝。ロシアとの最終戦へ(写真:FIVB)

アメリカ 3(25-18,25-20,25-14)0 カメルーン

セルビア 3(25-20,21-25,25-17,25-19)1オーストラリア ●

 アメリカは前日のロシア戦の疲労もある中、難なくカメルーンを撃破し、4連勝。テイラー・サンダー主将は「今は明日の休日が待ちきれないよ(笑) 首位通過することが目標で、(最終戦の)チュニジアにフォーカスする。すべてが終わってから、第2次ラウンドのことは考えるさ」と語った。

 セルビアはオーストラリアに勝利し、第1次ラウンド突破を決めた。ニコラ・グルビッチ監督は「今日は最初から最後まで、選手たちの闘志を感じました」と戦いぶりをたたえた。

 

■D組(ブルガリア,ポーランド,イラン,キューバ,フィンランド,プエルトリコ)

トレス(右)の驚異の得点量産もプエルトリコは勝利ならず(写真:FIVB)

フィンランド 3(25-19,25-23,27-29,21-25,15-10)2 プエルトリコ

ブルガリア 3(25-22,25-16,25-18)0 キューバ ●

 フィンランドはフルセットの激闘の末にプエルトリコに勝利し、成績を2勝2敗とした。プエルトリコはマウリス・トレスが37得点と気を吐いたが、大会初勝利とはならなかった。

 開催国ブルガリアはニコライ・ウチコフがチーム最多の17得点の活躍。プラメン・コンスタンティノフ監督は「質を落とすことなく、すべてのセットを戦えたことは何よりも大事だった」とコメント。最終戦にポーランドとの対決を控える。

 

男子世界バレー2018熱戦展開中!!

全日本男子が戦った開幕戦の模様は

月刊バレーボール10月号(発売中)に掲載!!

お求めはコチラ→http://shop.nbp.ne.jp/shopdetail/000000001187

モバイルバージョンを終了