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【セリエA】[第7節]ペルージャが全勝対決を制する

Sir Safety Conad Perugia - Azimut Leo Shoes Modena / 7ª giornata di andata, Campionato Italiano di Pallavolo Maschile SuperLega Credem Banca presso PalaBarton Perugia IT, 11 novembre 2018. Foto: Michele Benda per LegaVolley [riferimento file: 2018-11-11/ND5_1188]

 ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。第7節の注目は、ついに激突! 全勝中のペルージャとモデナの一戦! 勝敗のゆくえは…!(Photo:Legavolley.it)

 

■『LA砲』炸裂が炸裂したペルージャ。モデナは2位をキープ

[MATCH OF THE ROUND]

ペルージャ 3(25-22,25-22,23-25,25-16)1 モデナ

 ともに6勝0敗どうしの一戦は、ペルージャがウィルフレド・レオン(元キューバ)が25得点、アレクサンダル・アタナシエビッチ(セルビア)が21得点と、ポイントゲッターの『LA砲』が大暴れし、勝利を収めた。

 モデナはティネ・ウルナウト(スロベニア)が17得点、イバン・ザイツェフ(イタリア)が15得点、マックスウェル・ホルト(アメリカ)が13得点と、全方位から攻撃を繰り広げたが最後は力尽きた。とはいえ、モデナは名門復活の予感を漂わせている。

 昨シーズンは失意に暮れた。リーグ戦半ばからは、ブルーノ・レゼンデ(ブラジル)やイアルバン・ヌガペト(フランス)ら主力選手が退団を示唆するなどチームは崩壊し、セミファイナルで敗れたことでレゼンデはルーベへ、ヌガペトはロシアのゼニト・カザンへと去った。

 だが、そこに救いの手を差し伸べたのが、昨シーズンはペルージャで初優勝に貢献したスーパースター、ザイツェフ。また、ルーベからセッターのマイカ・クリステンソン(アメリカ)が加入し、リスタートに成功した。今シーズンのモデナは、一味違う。

モデナ再建を託されたザイツェフ(コート奥)、新たな挑戦に身を投じている

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ルーベ 3(25-23,25-19,25-23)0 ソラ

 ここ2試合でフルセットの戦いが続いていたルーベは、ソラを退けた。ツベタン・ソコロフ(ブルガリア)が3本のブロックポイントを含むチーム最多17得点をマークした。ソラはドゥシャン・ペトコビッチ(セルビア)が19点と気を吐いた。

ルーベのエースアタッカー、ソコロフ(コート奥右から2番目)の力強いスパイク

 

ヴェローナ 3(27-25,29-27,25-21)0 ラヴェンナ

 第1、2セットとジュースの接戦となったが、ヴェローナが勝ち切った。エースのステファン・ボワイエ(フランス)がサービスエース3本を含む最多22得点の活躍。これで3連勝のヴェローナは勢いのまま、次節のトレンティーノ戦に挑みたいところだ。

接戦を繰り広げた両チーム

 

モンツァ 3(28-26,25-17,21-25,24-26,15-11)2 ミラノ

 2連敗中と、ここで踏ん張りたいモンツァはミラノを相手にフルセットの激闘を繰り広げ、最後は勝利。アミル・ガフール(イラン)がサービスエース2本、ブロックポイント3本を含む、両チーム通じて最多24得点をあげた。

ミラノの攻撃を跳ね返したモンツァ(コート奥)

 

パドヴァ 3(26-24,20-25,25-23,25-17)1 シエナ

 第1セットこそジュースとなったが、マリウス・トレス(プエルトリコ)が13得点、アルベルト・ポロ(イタリア)が11得点をあげたパドヴァが勝利した。一方のシエナ、全日本の石川祐希は16得点をあげたが…、これで開幕7連敗となった。

勝利を喜ぶパドヴァの選手たち

 

ラティーナ 3(22-25,25-19,25-23,15-25,15-13)2 ヴァレンティア

 ラティーナは総力戦で挑んだ。登録10名全員がコートに立ち、スワン・ヌガペト(フランス)が17得点、カーメロ・ジット(イタリア)が6本のブロックポイントをあげ、チームを勝利に導いた。一方のヴァレンティアは5連敗中と、トンネルから抜け出せずにいる。

まさに総力戦で勝利したラティーナ

 

トレンティーノ 3(23-25,25-19,25-22,19-25,15-10)2 グロッテ

 開幕から勝ち星のないグロッテは失うものなどない!? 格上トレンティーノに対して、モジダバ・ミルザジャンプール(イラン)が18得点をあげるなどフルセットの戦いを見せ、初勝利まであと一歩に迫った。が、トレンティーノが最後は意地を見せた。グロッテ、強豪相手に見せるその底力を次こそ勝利につなげたい。

今季初勝利は大金星、そんなシナリオを実現に近づけたグロッテ(コート奥)

 

セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round7終了時)》

1 ペルージャ 7勝0敗(勝ち点21)-

2 モデナ 6勝1敗(勝ち点17)-

3 ルーベ 6勝1敗(勝ち点16)-

4 トレンティーノ 5勝2敗(勝ち点15)-

5 モンツァ 4勝3敗(勝ち点12)

6 ヴェローナ 4勝2敗(勝ち点11)▲

7 ミラノ 3勝4敗(勝ち点11)▼

8 ラヴェンナ 3勝4敗(勝ち点9)-

9 パドヴァ 3勝4敗(勝ち点9)-

10 ラティーナ 3勝4敗(勝ち点7)▲

11 ヴァレンティア 2勝5敗(勝ち点6)-

12 ソラ 2勝5敗(勝ち点5)▼

13 シエナ 0勝7敗(勝ち点3)-

14 グロッテ 0勝6敗(勝ち点2)-

※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移

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