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[欧州CL2021]男子はケンジェジン-コジエ 女子はコネリャーノが優勝

 ヨーロッパクラブナンバーワンを決める「CEVチャンピオンズリーグ2021」は現地5月1日、ヴェローナ(イタリア)にて男女同日開催のスーパーファイナルが実施され、男子はケンジェジン-コジエ(ポーランド)、女子はコネリャーノ(イタリア)が優勝を遂げた。(写真:CEV)

 

<無観客での開催となり、スタンドはスーパーファイナルのビジュアルで彩られた>

 

■男子決勝

ケンジェジン-コジエ[ポーランド] ○3-1● トレンティーノ[イタリア]

(25-22,25-22,20-25,28-26)

 ともに国内リーグでは優勝を逃したものどうし。シーズン最後の戦いで、タイトルを手にするべく両者は力を振り絞った。第1セットではトレンティーノがOPニミル・アブデルアジズ(オランダ)のバックアタックとMBスレチコ・リシナツ(セルビア)のブロックポイントなど3連続得点で先制パンチ。対するケンジェジン-コジエもMBデービッド・スミス(アメリカ)がクイックにブロックと攻守で得点を重ねて食らいつく。終盤までサイドアウトの応酬が続く中、そのMBスミスが22-21からサービスエースで突き放し、セットを先取する。

 

<トレンティーノ>

 

 第2セットもトレンティーノは3連続得点で好スタートを切ったが、ケンジェジン-コジエはOHカミル・セメニウクとOHアレクサンデル・シリフカ(ともにポーランド)の両エースを中心に攻撃を展開し、差を保ったまま追撃。10-12からMBスミスのクイックと、OHセメニウクのこのセット2本目のブロックポイントで同点にすると、13-13からはOHセメニウクが連続サービスエースを決めて逆転に成功する。一気に5連続得点をあげてリードを奪い、そのまま第2セットを獲得した。

 

<ケンジェジン-コジエのMBスミス(写真コート奥)>

 

 あとがなくなったトレンティーノは第3セット開始時からOHディック・コーイ(イタリア)に代えて、OHアレッサンドロ・ミケレット(イタリア)を投入。このセットもOPアブデルアジズの連続得点で先手を切ると、続けざまにOHルカレリが連続サービスエースで4-0とする。ケンジェジン-コジエはMBヤクプ・コハノフスキ(ポーランド)がクイックとブロックで得点を重ね、中盤で追いついたものの、14-14からトレンティーノがOPアブデルアジズの連続得点で再び突き放し、このセットを奪い返した。

 

<トレンティーノのOHルカレリ(写真コート奥右端)>

 

 第4セットは序盤から両者サイドアウトを重ね、ケンジェジン-コジエが先に24点に到達する。それでもトレンティーノはOPアブデルアジズのアタックで追いつき、ジュースに突入。26-26からケンジェジン-コジエがOHシリフカのバックアタックとOPウーカシュ・カチュマレク(ポーランド)のノータッチエースが決まり、勝利した。

 

<ケンジェジン-コジエ>

 

 ケンジェジン-コジエはOHシリフカがチーム最多18得点の活躍でMVPに選出。OHセメニウクとOPカチュマレクが15得点と並んだ。敗れたトレンティーノはOPアブデルアジズが最多21得点と奮闘するも、武器であるサーブがチーム合計4得点と不発に終わったのが痛かった。

 

<ケンジェジン-コジエのOHシリフカ(写真右)>

 

次ページは>>>女子決勝は両エースが撃ち合いを演じ、大熱戦に!!

■女子決勝 

コネリャーノ[イタリア] ○3-2● ワクフバンク[トルコ]

(22-25,25-22,23-25,25-23,15-12)

 男子とは対称的に、女子決勝はともに国内リーグを制したものどうしの対戦カードとなった。第1セットから拮抗した展開となり、コネリャーノは6-8からOHミリアム・シッラ(イタリア)が連続ブロックポイントで同点に。それでもワクフバンクがOHガブリエラ・ギマラエス(ブラジル)のアタックなどで徐々に差を広げ、19-14からは自分たちのアタックミスなどで4連続失点するも、その後はOHギマラエスが得点を重ねて先取する。

 

<ワクフバンク>

 

 第2セットも序盤からサイドアウトの応酬が続く中、ギアを上げてきたのがコネリャーノのエースOPパオラ・エゴヌ(イタリア)。9-14から4連続得点を決めて追撃の口火を切る。18-17からはワクフバンクにミスが目立ち、21-17としたコネリャーノはセットポイントから再度はエゴヌがサービスエースを決めて、振り出しに戻した。

 

<コネリャーノのOPエゴヌ>

 

 第3セットはワクフバンクがOPイザベル・ハーク(スウェーデン)のアタックでブレイクを奪い、11-6と最大5点のリードをつける。一方のコネリャーノは、第1、第2セットでアタックポイントが1だったOHシッラをこのセット開始時からOHマッケンジー・アダムス(アメリカ)と交代。OPエゴヌとOHアダムスが中心となって得点を重ね、追い上げる。18-17と一時は逆転したコネリャーノだったが、このセットの主役はワクフバンクのOPハークだった。強烈なアタックで連続得点をマークし、名門ワクフバンクが5度目の欧州制覇に王手をかけた。

 

<ワクフバンクのOPハーク>

 

 だが、このまま引き下がるコネリャーノではなかった。第4セットではMBロビン・デクライフ(オランダ)がクイックとブロックで、OHキンバリー・ヒル(アメリカ)もレフトから着実に得点を決め、勝負どころではエゴヌが豪快なアタック。22-23からMBデクライフのクイックで同点とすると、そこからはエゴヌのサーブで相手に思うように攻撃をさせず、ゲームをフルセットに持ち込んだ。

 

<コネリャーノのOHヒル(写真中央)>

 

 最終第5セットはワクフバンクがOHミシェル・バーチ-ハックリー(アメリカ)の連続得点で4-0と好発進。対するコネリャーノはOPエゴヌに勝負を託し、その期待にエースも応える。10-10からOPエゴヌが3連続得点をマークし、頂点を手繰り寄せる。ワクフバンクもOHギマラエスのアタックで一矢報いたが、最後はOPエゴヌの得点でコネリャーノが激闘に終止符を打ち、女王の座についた。

 

<コネリャーノ>

 

 OPエゴヌは両チーム通じて41得点の活躍で文句なしのMVP受賞。また、MBデクライフも5本のブロックポイントをあげるなど、勝利に貢献した。敗れたワクフバンクはOPハークがチーム最多33得点。OHギマラエスが14得点、OHバーチ-ハックリーが13得点と続いたほか、MBゼーラ・ギュネシュ(トルコ)が11得点、と総合力の高さを発揮したが、世界屈指のアタッカーの前に屈した。

 

<コネリャーノのOPエゴヌ(写真右)>

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