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中根聡太監督率いる星城(愛知)、3年ぶりのインターハイ出場

3年ぶりの優勝を果たした星城

 令和3年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の愛知県男子予選最終日が5月23日(日)に三好公園総合体育館(愛知)で行われ、星城が3年ぶり18回目の本戦出場を決めた。

 

【写真】星城、大同大大同、愛知工大名電、栄徳のフォトギャラリー

 

 5月15日(1日目)にトーナメントを行い、星城、愛知工大名電、栄徳、大同大大同が決勝リーグ戦に進出。16日に1試合が行われ、星城が愛知工大名電、大同大大同が栄徳をストレートで下してこの日を迎えていた。

 

 

3年ぶりのインターハイ出場を決めた星城高校

 

 頂点に立ったのは、高さが武器の星城だった。栄徳にストレート勝ちし、迎えた大同大大同との全勝対決。194㎝のサウスポー伊藤蒼眞の力強いスパイクや、198㎝の細川晃介のクイックやブロックで得点を重ねた。また、伊藤と同じく昨年度春高を経験した東怜佑(以上2年)が攻守で存在感を発揮。中根聡太監督が「サイドアウトをきっちりとれたのがよかった」と振り返ったように、終始圧倒し、失セット数0で優勝を飾った。

 

 

セッターの平松陸哉ら2年生が中心となり準優勝となった大同大大同

 

 2位の大同大大同は、セッターの平松陸哉がスパイカー陣をうまく操り、テンポのいい攻撃を展開。173㎝の渡邉大和、172㎝の亀崎怜音(以上2年)ら小柄なスパイカー陣が躍動。愛知工大名電戦ではフルセットの末に白星を挙げたが、星城戦では高いブロックを打ち破れずストレート負け。同校には昨年度春高予選決勝でも敗れており、同予選でのリベンジを目指す。

 愛知工大名電は笹本穏が得点源となったが、接戦を制せず1勝2敗で3位。栄徳は0勝で4位に終わったものの、星城戦の第2セット終盤には柿迫哉万斗のサーブから連続得点を奪うなど、見せ場を作った。

 本戦は8月3日(火)からいしかわ総合スポーツセンター、金沢市総合体育館(ともに石川県)にて行われる。

 

【決勝リーグ戦結果】

1位 星城(3勝0敗)

2位 大同大大同(2勝1敗)

3位 愛知工大名電(1勝2敗)

4位 栄徳(0勝3敗)

 

 

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就任後、初のインターハイ出場となった中根監督

 

指揮官として初の全国大会出場を決めた中根聡太監督

「すごくうれしいです。大同さん(大同大大同)、名電(愛知工大名電)さんは力があり、不安もありましたが、選手たちが高いパフォーマンスを発揮してくれました。収穫があった一方で、ディフェンス面では課題が見えました。心と体を安定させ、全国の上位を狙えるような練習をきっちりして、大会に臨みたいです」

 

星城高校 安達希音キャプテン

「自分たちが持っている力を存分に発揮できるように、表情からチームの雰囲気をつくろうと話しました。みんないい顔をしていて、自分たちの全力のプレーが出せたと思います。昨年度春高で悔しい思い(1回戦敗退)をしたので、インターハイではそのリベンジを兼ねて、自分たちの最大の力を発揮してベスト4に入りたいです」

 

 

ガッツポーズをする渡邉大和(大同大大同)

 

大同大大同 渡邉大和

「愛知工大名電戦はよかったですが、星城の高さは想定外で、全然攻撃が通りませんでした。星城と次に対戦するときは、上から打たれるスパイクを拾えるようにして、体が小さい分動いて攻撃を決められるようにしたいです。自分も試合に出て星城に2年連続で負けているので、次こそは勝ちたいです」

 

 

 

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