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【高校生から日本代表で戦う先輩へ①】下北沢成徳 エースが語る「真佑さんは私にとって神です」

 オリンピックと同期間に行われたインターハイの女子大会。選手たちにその話題を振ると、必ずといっていいほど石川真佑の名前が上がった。「身長は高くないけど、技術がすごい」「身長は自分とあまり変わらないのに、世界とわたり合っている」。年代の近い選手が夢の舞台で活躍する姿に、高校生たちは強い憧れを抱いている。

 

 

 

石川に憧れを抱く下北沢成徳の谷島里咲【写真:月刊バレーボール】

 

 

 それが自分たちの先輩となるとなおさらだ。今大会で優勝した下北沢成徳の2年生エース谷島里咲は、石川の話になると声のトーンが上がった。「(試合は)見られるときは見ていました。自分たちの高校を卒業して世界で戦う姿はカッコいい。しっかりと頑張ればああいうふうになれるんだ、と思えます」と刺激を受ける。さらに続けた。「バレーの神だと思います。ほんとうに素晴らしい方。お会いしても話せません(笑)」。

 憧れを抱くのはプレー面だけではない。「(黒後)愛さんも真佑さんも頭がよく、しっかりしていたと先生から聞きます。自分はあまりよくないので頑張らないと」と、高校生らしく学業面でも影響を受けている。

 

 

 

荒木絵里香を目標に掲げる下北沢成徳の田中麗子【写真:月刊バレーボール】

 

 

 下北沢成徳にとって、日本代表でキャプテンを務める荒木絵里香も偉大な存在。ミドルブロッカーの田中麗子は、同じポジションの先輩を目標に掲げる。「安定したプレーはもちろんですが、ここぞというときのスパイクやブロックなどでチームの支えになっているからです。私も相手の攻めてきたボールをブロックで攻め返したり、サーブでも自分の気持ちを発揮していきたいです」。決勝の就実戦ではブロックを決め、声でもチームを引っ張った。

 

 

 

勝負のドミニカ共和国戦に挑む石川【写真:FIVB】

 

 

 女子日本代表にとって、本日行われるドミニカ共和国戦が予選ラウンド最終戦。大会を終えた高校生たちも注目する一戦で、夢を与えるプレーを見せてほしい。

 

 

 

取材/田中風太、白土 恵

 

 

 

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