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【大学バレー】東日本インカレ22日開幕・東京女体大の同窓1年生コンビ 濱村&菊田「とにかく勝ちます!」

濱村ゆい【左】、菊田美優【右】(東京女体大)

 3年ぶりの開催となった関東1部女子春季リーグ戦が閉幕。昨年度の全日本インカレで優勝した東海大が優勝し、昨年度の秋季リーグ戦で優勝した筑波大が準優勝となった。その2校に続いたのが、東京女体大。そこでは、濱村ゆいと菊田美優の1年生2人が奮闘していた。

 

 

 濱村は春季リーグ戦で新人賞を受賞し、菊田は開幕時スタメンで出場していた4年生が負傷したことで、途中からスタメンとして試合に出場。2人ともアウトサイドヒッターとして、攻守で活躍を見せた。

 

 とはいえ大学に入学してまだ2ヵ月。プレーレベルの高さに驚くことはもちろん、2人の出身校である下北沢成徳高はオープンバレーが特徴で、ハイセット(二段トス)をメインに打っていたこともあり、大学に入ってからの苦労は多い。

 

「速いトスに対して、スパイクに下がったり、ブロックにつく動作が遅く、慣れるのが大変でした」(濱村)

 

「ミドルと絡んだようなコンビや、中にまわって入るスパイクなど、チャンスボールのときの瞬時の判断がまだ足りないです」(菊田)

 

 そんな成長途中の2人に安心を与えるのが、濱村の対角に入る3年生アウトサイドヒッターの吉永有希だ。吉永も下北沢成徳高出身で、なんとコートに入るアウトサイドヒッター全員が下北沢成徳高出身の状況に、「安心感がめちゃめちゃあります」と濱村。菊田も声をそろえ、大きくうなずいていた。

 

 

 春季リーグ戦では、全勝優勝した東海大から2セット先取。フルセットの末に敗れたが、高さとパワーのある攻撃を見せつけた。その結果、10勝2敗の3位で春季リーグ戦を終え、明日22日(水)からの東日本インカレでは堂々の第3シードを獲得し、上位を目指す。

 

「相手に流れがあるときでも、自分のプレーや声かけで気迫を出して、とにかく頑張って勝ちます!」(濱村)

 

「負傷してしまった4年生の持っていた安心感を私も出して、とにかく楽しんで勝ちます!」(菊田)

 

と、2人のコンビネーションもバッチリの模様。

 

 東日本インカレ閉幕の翌日、6月26日(日)には、母校である下北沢成徳高がインターハイ東京都予選の最終日を戦う。

 

「持っている力を全部出すことができれば勝てるし、その自信があるはずです。自信を持って、プレーしてほしいです」(濱村)

 

「小川先生が(今年度で)最後で、いいメンバーもそろっていて、期待されていると思います。プレッシャーに負けず、日本一をとってください」(菊田)

 

 新たなステージで活躍する2人の戦いと、母校が出場する26日のインターハイ東京都予選最終日にも注目だ。

 

 

菊田美優

きくた・みゆ/身長170cm/最高到達点285cm/アウトサイドヒッター/下北沢成徳高→東京女体大1年

 

濱村ゆい

はまむら・ゆい/身長171cm/最高到達点290cm/アウトサイドヒッター/下北沢成徳高→東京女体大1年

 

文/白土 恵  写真/山岡邦彦、石塚康隆、編集部

 

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