2022女子世界選手権に向けて国内合宿中の女子日本代表チームが記者会見を8月24日（水）にリモートで行い、眞鍋政義監督と、合宿に参加している16人の選手がそれぞれの目標や意気込みを話した。
眞鍋監督は世界選手権について「第3次ラウンド進出が目標。ネーションズリーグを通して、中央からの速いバックアタックが非常に効果的だと感じた。サーブレシーブが崩されて、セッターが移動したときのコンビの精度を上げる必要がある。また、各国に比べて日本のサーブは、相手コートのエンドラインまで伸びるスピードサーブが少ないので改善したい」と、鍵になるプレーについて語った。世界選手権の登録選手14人については、大会2日前のエントリー締切に合わせて決定される。
古賀紗理那主将は「ネーションズリーグ前半戦は幅のある攻撃で8連勝したが、後半戦は疲労もあり、精度が落ちて5連敗した。とてもいい勉強になったので、世界選手権に向けて、精度をさらに上げて臨みたい」と語った。また「勝っているときは、お互いの話が耳に入っているので、つながりを持って生かし合うことができていた。負けているときや劣勢時は、一人一人が小さく、コートが広く見えていた。強いチームはコートが狭く見える。つながりを大切に、全員で点を取る、そういうチームを目指して頑張っていきたい」と話した。
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また昨秋に負った手のけがの影響により、ネーションズリーグ後の合流となったセッターの籾井あきは「合流して1ヵ月が経ったが、初対面の選手も多かったので、一人一人とのコミュニケーションを大事にすることを毎日考えている。どういう人か知るために、薩摩川内合宿では、どういうトスが好きなのかなどノートに書き込んでいた。日本は高さがあるチームではないので、世界選手権ではサーブからのブロックディフェンスや、トランジションアタックで決定率を下げないようにしたい」と語った。
2022女子世界選手権は9月23日（金・祝）から10月15日（土）に、オランダとポーランドの2ヵ国で開催される。日本はアーネム（オランダ）で25日（日）に第1次ラウンド初戦、コロンビア戦に臨む。
国内合宿（～8月29日）参加選手（16人）
※ポジション表記はOH＝アウトサイドヒッター OP＝オポジット MB＝ミドルブロッカー S＝セッター L＝リベロ
※所属は8月24日時点
＜背番号／名前（ふりがな）／所属／身長／ポジション＞
2 内瀬戸真実（うちせと・まみ）／埼玉上尾メディックス／172cm／OH
3 古賀紗理那（こが・さりな）／NECレッドロケッツ／180cm／OH ※主将
4 石川真佑（いしかわ・まゆ）／東レアローズ／174cm／OH
5 島村春世（しまむら・はるよ）／NECレッドロケッツ／182cm／MB
9 小島満菜美（こじま・まなみ）／NECレッドロケッツ／158cm／L
10 井上愛里沙（いのうえ・ありさ）／久光スプリングス／178cm／OH
12 籾井あき（もみい・あき）／JTマーヴェラス／176cm／S
15 林 琴奈（はやし・ことな）／JTマーヴェラス／173cm／OH
19 山田二千華（やまだ・にちか）／NECレッドロケッツ／184cm／MB
22 福留慧美（ふくどめ・さとみ）／デンソーエアリービーズ／162cm／L
23 横田真未（よこた・まみ）／デンソーエアリービーズ／177cm／MB
25 小川愛里奈（おがわ・えりな）／東レアローズ／178cm／MB
26 宮部藍梨（みやべ・あいり）／ヴィクトリーナ姫路／181cm／OH
30 関 菜々巳（せき・ななみ）／東レアローズ／171cm／S
37 宮部愛芽世（みやべ・あめぜ）／東海大3年／173cm／OH
38 佐藤淑乃（さとう・よしの）／筑波大3年／177cm／OH
■火の鳥NIPPON今後の予定
8月23日（火）～29日（月） NTC合宿
8月30日（火） オランダへ出発
8月31日（水）～9月6日（火） オランダ強化合宿
9月7日（水）～18日（日） パリオリンピックプレイベント（フランス）
※試合開催期間は9月9日（金）～18日（日）
9月19日（月） オランダへ移動
9月23日（金・祝） 2022女子世界選手権開幕
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