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立て直しを誓うNECと岡山が激突 今週末のV1女子は岡山会場一ヵ所で開催【V1女子・今週の見どころ】

 

 多くのチームがV・レギュラーラウンドの3分の2を終えた2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)。先週末の2月4日(土)、5日(日)に連勝を飾ったのは、JTマーヴェラス(1位・17勝5敗)、東レアローズ(2位・16勝6敗)、久光スプリングス(3位・15勝7敗)、埼玉上尾メディックス(4位・14勝6敗)、日立Astemoリヴァーレ(7位・10勝12敗)、KUROBEアクアフェアリーズ(10位・8勝12敗)の6チーム。すなわち、土日で行われた6つの対戦カードのすべてで、連勝と連敗のチームが分かれる結果となった。

 

2月8日(水)には、1月7日(土)に予定されていた埼玉上尾とKUROBEの対戦が中止となった分の再試合を埼玉県立武道館(上尾市)で実施。なお1月8日(日)の中止分について再試合の日程・会場は未定だが、こちらも決定しだい発表される。

 

 

 先週末の結果、連敗したNECレッドロケッツ(5位・12勝8敗)をかわして埼玉上尾が4位へと浮上した。NECは選手・スタッフ数名が新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けたことを2月3日(金)に発表。「いつものチーム状況ではありませんでしたが、一人一人がやるべきことは変わりません」と金子隆行監督がコメントしたとおり、先週末は苦しいなかでも日立Astemoを相手に一歩も引かない戦いを展開した。合流して間もない中川つかさや原嶋睦夢も躍動し、敗れたものの5日にはフルセットにもつれる粘りで地力を示した。

 

 

 とは言え、V・ファイナルステージ進出争いが続く重要なこの時期に痛い連敗であることは間違いない。短期間でどれだけメンバーが回復できるかはわからないが、チームとしては最大限に立て直して、今週末、岡山シーガルズ(11位・5勝15敗)との連戦に挑む。

 ホームでそのNECを迎え撃つ岡山は先週末、アウェーで埼玉上尾にストレートで連敗を喫した。2年目の中本柚朱が、先輩の金田修佳にも負けない奮闘を見せて打ち続けたが、セットを奪うには至らず。「(連勝した)前の週の勢いを力にしたかったが、期待感があり、本気度が少し足りない。次のホームゲームに向けて修正したい」と河本昭義監督も立て直しを掲げる。

 

 

 両チームは2月11日(土)、12日(日)にジップアリーナ岡山(岡山市)で激突する。なお同日程で今週末、ほかにV1女子の試合は行われない。応援・観戦をご予定の方は迷うことなく、岡山での対戦に集中いただきたい。

 

V1女子試合結果一覧(2/5終了時点)

【次ページ】V1女子順位表・順位推移表

 

V1女子順位表(2/5終了時点)

順位

チーム

試合数

P

勝率

得S

失S

S率

1 JT 22 17 5 50 0.77 60 28 2.14
2 東レ 22 16 6 46 0.73 57 32 1.78
3 久光 22 15 7 43 0.68 53 34 1.56
4 埼玉上尾 20 14 6 40 0.70 46 26 1.77
5 NEC 20 12 8 39 0.60 45 32 1.41
6 トヨタ車体 22 11 11 30 0.50 40 47 0.85
7 日立Astemo 22 10 12 29 0.45 39 45 0.87
8 デンソー 22 9 13 28 0.41 37 47 0.79
9 PFU 22 9 13 28 0.41 37 48 0.77
10 KUROBE 20 8 12 22 0.40 32 46 0.70
11 岡山 20 5 15 18 0.25 30 49 0.61
12 姫路 22 2 20 11 0.09 20 62 0.32

 

※勝利数、ポイント、セット率、得点率の順に高いチームが上位

※P=ポイント、得S=得セット、失S=失セット、S率=セット率

 

V1女子順位推移表(2/5終了時点)

 

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