髙橋藍のパドヴァはヴェローナと激闘も一歩及ばず

　第1セットはチームのアタック決定率が25％、第2セットは4本のブロックシャットを浴びるなど攻めあぐねたパドヴァは2セットダウン。第3セット開始時からはOPドゥシャン・ペトコビッチ（セルビア）をOPトマッソ・グッツォ（イタリア）に、OHアスパルフ・アスパルホフ（ブリガリア）をOHダビデ・ガルディーニ（イタリア）にチェンジ、また第2セットはベンチに下がっていたMBマルコ・ボルパト（イタリア）を再び投入して反撃に打って出る。

 

　この選手交代策がはまり、第3セットは全体のアタック決定率68％と高い数字をあげて奪うと、続く第4セットは4本のブロックを決めて、セットカウントをタイに戻す。

 

　最終第5セットは両者一歩も譲らぬ攻防が続くが、第4セット途中からコートに立ったヴェローナの大砲OPマキシム・サポズコフ（ロシア）の高い決定力も光り、パドヴァは一歩及ばず敗れた。

 

　目まぐるしく選手が入れ替わったパドヴァだったが、髙橋は全セットでスタメン出場し、ガルディーニの20得点に続く18得点をマーク。アタック決定率は45％、サーブレシーブ返球率は61％（内Aパス30％）と攻守でチームをリードした。パドヴァは6勝13敗で10位。今節で敗れはしたものの、残留争いにおいてこの勝ち点1は決して小さくない。

 

＜Photo:legavolley.it＞

 

※ポジション表記／OH＝アウトサイドヒッター、OP＝オポジット、MB＝ミドルブロッカー、S＝セッター、L＝リベロ