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かつて名コンビだった同級生対決や 有力オポジットの激突も楽しみなV1男子【今週の見どころ】

 

 2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)は、V・ファイナルステージ進出をかけた激しい争いが続いている。現在、1位ウルフドッグス名古屋と2位サントリーサンバーズが20勝6敗で並んでおり、3位堺ブレイザーズが19勝7敗で追っている。4位東レアローズ(17勝9敗)は、前週、東京グレートベアーズ(8位・6勝20敗)との対戦で2日続けてフルセットとなったが、激戦に連勝し、V・ファイナルステージ進出圏内の4位を死守した。一方、圏内への浮上を狙うパナソニックパンサーズ(5位・16勝10敗)とジェイテクトSTINGS(6位・15勝11敗)は直接対決で1勝1敗と星を分けた。

 

 

 

 今週末も、順位争いに大きく関わる注目の試合が行われる。1位WD名古屋は、3位堺と、堺のホームである大浜だいしんアリーナ(大阪府堺市)で対戦する。WD名古屋は正セッターの永露元稀がケガで欠場のため、前週はベテランの前田一誠が先発出場し、大分三好ヴァイセアドラー(9位・3勝23敗)にストレートで2連勝。両日ともチームのアタック決定率は60.0%以上という高い数字を記録した。一方の堺は現在4連勝中の勢いをもって首位チームに挑む。堺のキャプテン出耒田敬とWD名古屋の前田は、筑波大学時代の同級生。かつて名コンビを見せた2人の同級生対決にも注目だ。

 

 

 

 2位サントリーは、年明けから着実に勝ち星を伸ばしている6位ジェイテクトと、ジェイテクトのホーム、岡崎中央総合公園総合体育館(愛知県岡崎市)で対戦する。サントリーは、今シーズン、コンディションの不調で欠場していた時期もあったオポジットのドミトリー・ムセルスキーが、コンディションを整え、先週末からギアを一段階上げてきたかのような迫力を見せた。一方、ジェイテクトのオポジット西田有志も、前週のパナソニック戦で2日間とも60.0%を超える驚異的なアタック決定率を残している。タイプは異なるが、存在感抜群の両チームのオポジットが、重要な試合でどんなプレーでチームを引っ張るのか楽しみだ。

 

 

 

 この他、今週末はJTサンダーズ広島(7位・13勝13敗)対パナソニック、VC長野トライデンツ(12位・1勝25敗)対東レ、大分三好対東京GBの試合が予定されている。大分三好と東京GBは、2月11日(土)、12日(日)に対戦したばかりで、2週間ぶりの再戦。前回アウェーで2敗した大分三好は、ホームのサイクルショップコダマ大洲アリーナ(大分県大分市)で借りを返したいところである。

 

V1男子試合結果一覧(2/19終了時点)

 

【次ページ】V1男子順位表・順位推移表

V1男子順位表(2/19終了時点)

順位 チーム 試合数 ポイント 勝率 得セット 失セット セット率
1 WD名古屋 26 20 6 57 0.77 61 27 2.26
2 サントリー 26 20 6 56 0.77 64 34 1.88
3 26 19 7 57 0.73 61 33 1.85
4 東レ 26 17 9 45 0.65 60 45 1.33
5 パナソニック 26 16 10 51 0.62 63 41 1.54
6 ジェイテクト 26 15 11 49 0.58 54 38 1.42
7 JT広島 26 13 13 41 0.50 50 45 1.11
8 東京GB 26 6 20 19 0.23 29 66 0.44
9 大分三好 26 3 23 9 0.12 16 73 0.22
10 VC長野 26 1 25 6 0.04 20 76 0.26

※勝利数、ポイント、セット率、得点率の順に高いチームが上位

※P=ポイント、得S=得セット、失S=失セット、S率=セット率

 

V1男子順位推移表(2/19終了時点)

 

 

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