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髙橋巧/上場雄也組がアジア大会の男子日本代表に内定し「楽しみです」と笑顔 マイナビジャパンツアー第2戦で優勝

 

 ビーチバレーボールの国内トップチームが集まる「マイナビジャパンツアー2023」第2戦平塚大会ガラナ・アンタルチカ杯が5月12日(金)~14日(日)に湘南ベルマーレひらつかビーチパーク(神奈川)で行われ、男子は髙橋巧/上場雄也組が優勝を果たした。この結果、同組は今年9月に杭州(中国)で開催される第19回アジア競技大会の男子日本代表チームに内定した。

 

 

男子決勝で身長191㎝を生かしたブロックシャットを浴びせる上場(コート手前②)

 

最終日の決勝を前に「ワクワクでした」

 

 雨と強烈な海風にさらされた大会最終日、ベテランペアがしっかりと勝ちきった。決勝の相手は大会初日のプール戦でも対戦していた古田史郎/黒川寛輝ディラン組。第1セットは要所で上場のブロックシャットが決まるなどブレイクを重ねると、最後は髙橋がサービスエースを決めて21-17で先取する。続く第2セットは12-10から上場の高さを生かしたブロックや髙橋のショットなど4連続得点をあげてリードを広げると、そのままセットを獲得。2-0(21-17,21-15)で勝利し、今ツアー初優勝に輝いた。

 

 

ツアー前に結成したペアだが、長年の経験と分析力が武器

 

 今大会はアジア競技大会男子日本代表の選考も兼ねており、決勝前日(大会2日目)の晩から「ワクワクしていた」と上場。一方の髙橋は「ワクワクし過ぎると逆に空回りしそうだったので、今日は抑え気味で最後まで戦いました」と明かす。2人は今年のツアー直前にペアを組むことが決まり、今後はペアを代えて臨むというが、上場は「皆さんから相性がいいと言っていただけている。それに、すごく強力な味方がいるので」と髙橋への信頼感は厚い。

 上場はインドア時代も含めて四大会連続、髙橋は14年大会以来の出場となる。「しっかりと調整して、表彰台を狙っていきたい」と上場が言えば、髙橋も「皆さんに喜んでいただける結果を出したい。一つ一つ全力で戦っていきたいと思います」と意気込み、「大会本番が楽しみです」と口をそろえた。

 

 

決勝を終えて、古田/黒川組と健闘をたたえあった

 

女子は長谷川/坂口組が3連覇

 

 また、同日に行われた女子決勝は長谷川暁子/坂口由里香組が松本恋/松本穏組を2-1(21-15,19-21,15-13)で下し、平塚大会3連覇を達成。新鋭ペアの松本恋/穏組との接戦を制しての今ツアー初優勝に2人は安堵の表情を浮かべつつ、今後も続くツアーについて長谷川は「ぜひ、たくさんの方々に会場へ足を運んでほしい。最高のパフォーマンスをお見せしたいです」と笑顔で呼びかけた。

 なお、アジア競技大会の女子代表も5月15日(月)に発表され、石井美樹/溝江明香組と長谷川/坂口組が内定している。

 

 

第1戦立川立飛大会は準優勝。今大会での優勝を喜んだ長谷川/坂口組(中央)

 

【第19回アジア競技大会(2022/杭州)ビーチバレーボール競技 日本代表チーム内定】

■男子

・髙橋 巧(ANAあきんど株式会社)/上場雄也(松戸レガロ)組

■女子

・石井美樹(湘南ベルマーレ)/溝江明香(トヨタ自動車株式会社)組

・長谷川暁子(NTTコムウェア株式会社)/坂口由里香(トーヨーメタル株式会社)組

 

(取材・写真/坂口功将〔編集部〕)

 

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