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VC長野の運営会社が株式と経営権をメルコグループに譲渡

 バレーボールV1男子のVC長野トライデンツは、同チームの運営会社である株式会社VC長野クリエイトスポーツ(以下VC長野)の株式と経営権をIT関連事業などのメルコグループ(以下メルコ)へ譲渡することを719日(水)に発表した。

 

 VC長野によると、20232月期に経営状況が悪化。現在は債務超過の状態で8月期には経営破綻する危機に瀕していた。支援者を探した結果、メルコに全株取得、累積債務の解消、経営権の取得を依頼。メルコは外部アドバイザーの支援を得てVC長野の診断を行い、チームおよび事業の将来性、ならびに運営会社存続による社会的意義に賛同し、支援を承諾した。

 

 今後の動きとして、20237月中にメルコが設立予定の株式会社VCトライデンツホールディングス(仮称)による全株取得、メルコの大矢芳弘氏を派遣しての代表取締役社長就任、現職の笹川星哉取締役社長の退任、そして新体制下での新リーグ参入に向けた経営立て直しなどを予定している。

 

 なお、710日時点でVC長野に所属する従業員の雇用や業務継続、またVC長野トライデンツ所属選手の競技継続については変更なく、従来通り地元に密着し、バレーボール事業を独立採算で成り立たせるクラブとして、他の模範となるような運営を目指すとしている。

 

 

 

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