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文京学院大女高が8年ぶりのインターハイ出場 都新人大会5位から大舞台へ

 

令和5(2023)年度東京都高等学校総合体育大会兼全国高等学校総合体育大会予選兼国民体育大会予選(女子)は625日(日)に大会4日目を迎えた。7年連続出場を決めた1位の下北沢成徳高に続き、8年ぶりの切符をつかんだのは文京学院大女高だった

 

 

本戦の切符をつかみ、笑顔を見せる選手たち

 

 試合が終わっても、ドキドキの時間が待っていた。ベスト4リーグを終え、12敗で3チームが並ぶデッドヒート。セット率の差で順位が決まり、全国の切符の行方は閉会式までわからなかった。ラスト一枠となる2位で呼ばれると、思わず歓声が上がる。猪瀬里花子キャプテンはしみじみと喜びをかみしめた。

 「どっちだろう、って思っていたので。うれしかった。ほんとうにうれしかったです」

 

 初戦の相手は共栄学園高。新人大会、関東大会予選、そして関東大会とすべて準優勝していたチームだが、猪瀬キャプテンは「よく練習試合をしていたので。みんなで、自分たちのプレーをしたら勝てると話していました」とひるまなかった。

 昨年度から経験豊富なエース前田マリア、猪瀬キャプテン、原田真緒ら3年生を中心に躍動し、第1セットを25-16で先取。第2セットはリードを許す展開が続いたが、29-27の接戦を制した。今季から指揮を執る塩谷尚正監督は、「これまではあの展開で負けていましたが、よくひっくり返すことができました」と選手たちをたたえた。

 

 

チームを引っ張る#1猪瀬キャプテン

 

 一方で、指揮官は「よかったのはその2セット目だけですかね」と苦笑いを浮かべたように、本戦に向けて課題もある。11敗で迎え、本戦へ勢いづきたかった八王子実践高戦は、第1セットを奪いながら逆転負け。猪瀬キャプテンも「相手に押されて2、3セット目は自分たちのバレーができなくて。1試合目(共栄学園高戦)のバレーを続けられるようにこれから磨きたいです」と引き締めた。

 

 そうはいっても、新人大会では5位に終わり、厳しい船出となったチームが、8年ぶりの本戦出場を決めた。猪瀬キャプテンは「全国私学も勝てそうで勝てなかったり、あと一歩で勝ちきれなかった。苦しい場面で立て直して、最後まで戦える力をつけて、日本一を目指したいです」と宣言。一回り大きくなって、北の大地で躍動する。

 

■インターハイ 予選グループ戦の対戦予定

8月2日(水)13時試合開始予定

対熊本信愛女学院高(熊本)

 

初戦の相手は九州大会準優勝チーム。北信越女王・福井工大附福井(福井)、大阪国際滝井・大阪国際(大阪)も同じ組で、今大会屈指の激戦区に入った

 

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