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日本代表の宮部愛芽世(東海大)が教育実習生として母校・金蘭会高を指導 インターハイへ 「日本一になる力は十分ある」とエール

 

6月17日(土)に行われたバレーボールインターハイ大阪府予選で、金蘭会高のスタンドには、教育実習生として母校に帰ってきていた宮部愛芽世(東海大4年)の姿があった。現役生に羨望の眼差しを送られる日本代表選手が、インターハイ連覇を狙う後輩たちへエールを送った

 

 

金蘭会高の選手たちに囲まれ、笑顔の宮部

 

——まず、教員免許を取ろうと思ったのはなぜでしょうか?

 セカンドキャリアとして、コーチなどの指導者をしてみたい気持ちがありました。教員はそこから少し外れますが、その幅を広げるために教員免許を取っておこうという思いからです。

 

——金蘭会高ではどんな指導をされていましたか?

 主に高校にいながら、中高一貫校なので、高校の練習がない月曜日は中学の練習に参加していました。高校では練習のサポートをさせていただいて、相手チームに入って自分も体を動かしました。選手のスキルの高さを感じられて、すごく学びのある3週間だったと思います。

 

——一緒にプレーしてみて、現役選手から感じたことはありますか?

 サイズを生かせているのはすごく強みだなと思います。大きいチームやスキルがあるチームはあると思いますが、サイズを生かしているチームは少ない。私が高校生のときはそこまで身長が高い選手が入っていたわけではないので、また新しい強みができて、うらやましいなと思います。あとは高校生らしいタフなプレーがすごくあったので、そこは自分も見習っていきたいと思いました。

 全体的にはオフェンスで「ここに打ってくるんだ」と驚かされるようなプレーもあって、スキルが高いと思いました。いちばん感じたのは馬場(柚希/1年)と井上(未唯奈/3年)です。

 

——馬場選手は1年生ながらレギュラーを務め、アンダーエイジカテゴリー日本代表でも経験豊富な選手です

 馬場は私が担当していたクラスの生徒でしたが、そのときのお茶目な感じとプレースタイルはまた違って。今回初めて話しましたが、すごくバレーが好きなんだなと思いますし、めちゃめちゃ吸収力があるという印象です。

 「これはどうしたらいいですか」と何度も質問に来ましたが、私だけではなくて、3年生にもすごく聞いている姿勢が見られたので、もっともっと伸びるんだろうな、と思います。とても期待しています。

 

——井上選手も同じく1年生時からレギュラー。今年は昨年度の春高直前のケガから復帰しました

 いちばん機転が利くのは井上かな、と思っています。ミドルブロッカーにそういうイメージはあまりありませんでしたが、井上はコート内外で声をかけることが多いです。また、後衛に回ってもサーブやディフェンスでも思っている以上にできる印象でした。総合的にアウトサイドヒッターのようなミドルブロッカーだと感じました。

 

——今回の実習を通してチームに伝えたかったことは何ですか?

 バレーに打ち込める環境があるからこそ、もっともっとひたむきに頑張ってほしいです。また、私が高校生だったときよりもスキルもサイズもあるので、そこをもっと強みにしてほしいです。

 今日の試合(6回戦、ベスト4リーグ初戦)を見ても思いましたが、試合になるとガッとまとまっていけるチーム。だからこそ、ふだんからそれをもっと強みとして出せたらいいのかなと思います。

 

 

インターハイ府予選の試合前に球出しをする宮部

 

——ご自身も大学4年生としてのシーズンは続きます。この経験を今後にどう生かしていきたいですか?

 教員や指導者という立場でサポートすることが初めてで、そこでの選手との関わり方などは学びになりました。私も来週に大会(東日本インカレ)を控えているので、視覚で得た刺激などを大学に持ち帰って、学ばせてもらったところは反映したいです。

 東海大に戻りますが、金蘭に戻ってきて一緒に頑張れたことを誇りに思って「金蘭プライド」を持ってまた頑張りたいです。

 

——インターハイ連覇を狙う後輩たちへ、エールをお願いします

 スキルがあるチームが最後に勝てるというわけではありません。そのときの運であったり、極端な話、ケガをしないということも大切になってくると思うので、そこを管理する力も身につけてほしいです。

 ただ、スキルの部分だけでいうと、日本一になる力は十分あると思います。明日(18日)の2戦をしっかり勝ちきって、第1代表としてインターハイに出場して連覇してほしいです。

 

 金蘭会高は18日のベスト4リーグ2戦、3戦目で連勝し、府1位で本戦出場を決めた。後輩たちの活躍に刺激を受けながら、宮部も7月下旬に開幕したFISUワールドユニバーシティゲームズ(2021/成都)で優勝を目指す。

 

取材・写真/田中風太(編集部)

 

 

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