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声出し応援解禁が生んだ「最高の」64分。全日本小学生大会でIZULUと立会V・B・Cが熱戦

  • 編集部取材
  • 2023.09.15

 バレーボールの「第43回全日本小学生大会」(以下、全小)が87日から10日かけて行われた。コロナ禍による大会中止を挟んで、再開された小学生たちの全国大会。今年からは“観客上限なし”“声出し応援オッケー”となり、コロナ禍以前の熱気も。それを象徴するかのような試合が最終日に見られた。

 

 

男子準々決勝 IZULU(奥)vs.立会V・B・C(手前)の一戦

 

 

自チームの応援団だけではなく、ほかの出場チームが声援を送った

 

 810日、東京体育館(東京)では全小の最終日が行われた。男女、混合いずれもベスト8が出そろい、負ければ終わりのトーナメントに臨む。そのうちの一つ、男子準々決勝のIZULUバレーボールクラブ(静岡男子/以下、IZULU)と立会アタッカーズVBC(東京男子/以下、立会VBC)のカードは、会場の地下にあるサブアリーナで実施された。

 

 フルセットにもつれた試合は、IZULUが先にマッチポイントに到達するも、立会VBCが驚異の粘りを見せて逆転。そこからIZULUがひっくり返して勝利するという、最後まで手に汗にぎる展開となった。ゲーム内容もさることながら好ゲームをさらに演出したのは、コートを取り囲んだ応援だった。

 

 立会VBCは開催地・東京のチームとあって、保護者やOBなどが駆けつけた。その数は、大竹康夫監督が見積もるに40人超。チームカラーの赤色が、サイドラインのコート半分ほどの観客スペースを埋めつくす。

 

 

立会V・B・Cの応援は赤一色

 

 

 対するIZULUは、同じ静岡で活動する中学生チームの“兄貴分”「IZULU U14クラブ」の選手たちが応援に。さらには、今大会を戦い終えた他チームが一緒になって、熱心に声援を送っていた。その光景に感無量だったのが、IZULUの平岩純監督だ。

「これまでに練習試合などで交流させていただいた天理エンジェルスさん(奈良男子)、新潟中之口さん(新潟)、福光東部ジュニアバレーボール教室さん(富山男子)、石田JVCさん(神奈川男子)…、など関わってくれた方々が応援にきてくれたんです。ほんとうは負けて悔しい思いをされていたと思うのですが、『応援にいきます』と言っていただけて。最高の雰囲気でしたし、とても力をもらいました」

 

 聞けば、対戦したIZULUと立会VBCも以前から交流があり、「育てていただきました」と平岩監督は感謝する。

 

 

元気いっぱいにコートに入るIZULUの選手たち

 

【次ページ】「両チームとも恵まれていました」と立会V・B・Cの大竹監督

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