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馬場柚希、忠願寺莉桜らU19日本代表メンバーも登場 今大会注目の10選手【中国インターハイバレーボール女子】

馬場柚希(金蘭会高)

令和7年度全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会(女子)が85日(火)~9日(土)にジップアリーナ岡山(岡山県総合グラウンド体育館)、岡山市総合文化体育館(ともに岡山)で行われる。将来の飛躍にも期待がかかる10選手を紹介する

 

 

馬場柚希(金蘭会高)

 

 

馬場柚希 金蘭会高(大阪

ばば・ゆずき/3年/身長180㎝/最高到達点300㎝/安倉中(兵庫)/ミドルブロッカー、アウトサイドヒッター

 

 高校3年生世代のトッププレーヤー。金蘭会高では入学前から主力としてプレーし、中学時代から国際大会での経験も豊富。今年7月上旬にはU19女子日本代表として世界を相手に戦った。スパイクはもちろん、安定感抜群の守りや強烈なサーブも高校トップクラス。大阪2位で今大会に臨むが、その悔しさをぶつけ、狙うは連覇のみだ。

 

忠願寺莉桜 東九州龍谷高(大分)

ちゅうがんじ・りおん/2年/身長182㎝/最高到達点300㎝/稙田南中(大分)/オポジット

 

 大型選手ながら、攻守で世代トップクラスのプレーを見せるのは忠願寺も同じ。稙田南中(大分)3年生時から国際大会で同世代をリードし、馬場とともに出場した今年7月の女子U19世界選手権出場では、ベストスコアラー部門とベストアタッカー部門で1位に輝いた。東九州龍谷高では今季3度行われた九州大会で優勝は1度のみ。注目のサウスポーが成長した姿を見せられるか。

 

大雲舞子 八王子実践高(東京

おおくも・まいこ/1年/身長183㎝/最高到達点294㎝/八王子実践中(東京)/オポジット

 

 女子U19世界選手権には最年少で選出された、将来が嘱望されるニューヒロイン。八王子実践中(東京)では2年連続で全国中学生選抜に選出され、高校では入学前の全国私立高等学校男女選手権大会(さくらVOLLEY)でデビュー。同大会後にオポジットにコンバートされると、早速ポイントゲッターとしての立ち位置を確立している。

 

窪田倖叶 八王子実践高(東京

くぼた・ゆきな/3年/身長168㎝/最高到達点280㎝/八王子実践中(東京)/セッター

 

 大型選手がそろうスパイカー陣の力を、セッター、そしてキャプテンとして引き出す。男子日本代表のプレースタイルをお手本に、目指すは前衛、後衛のどこからでも仕掛ける攻撃。昨年度の国スポ3位を知る仲間たちとともに、全国高校選抜にも選ばれた司令塔が頂点を目指す。

 

 

窪田倖叶(八王子実践高)

 

 

萩原千尋 福岡女学院高(福岡)

はぎわら・ちひろ/3年/身長170㎝/最高到達点286㎝/福岡女学院中(福岡)/セッター

 

 九州大会2冠と勢いに乗る福岡女学院高の心臓。同中3年生時の全中ではチームをベスト4に導くと、高校では1年生時からレギュラーを務める。中学時代から息を合わせる仲間たちとのコンビは必見。1年生の春高以来の全国大会だが、見据えるのはベスト4、そしてその先の景色だ。

 

鈴木真優 静岡県富士見高(静岡)

すずき・まゆ/3年/身長176㎝/最高到達点290㎝/下田中(静岡)/ミドルブロッカー

 

 2年連続で全国高校選抜に選ばれ、今年度はそのキャプテンを務める。高さとパワーを兼ね備えた、得点力に長けたスパイクが持ち味。1年生時にベスト8入りしたインターハイで、目指すのはそれを上回る成績のみ。当時を知る同級生の福元さやかとともに、プレーでチームをけん引する。

 

磯邊萌心 大阪国際高(大阪

いそべ・めぐみ/2年/身長170㎝/最高到達点290㎝/大阪国際中(大阪)/アウトサイドヒッター

 

 昨年度は1年生ながらエースの一角としてインターハイベスト4に導き、得点源を担う今季はさらにパワーアップ。ブロックアウトなど引き出しの多い攻撃に、打球の威力も増した。インターハイ府予選ベスト4リーグでは金蘭会高をフルセットの末に撃破する立役者に。

 

宮嶌里歩 文京学院大女高(東京

みやじま・りほ/2年/身長176㎝/最高到達点290㎝/文京学院大女中(東京)/ミドルブロッカー、オポジット

 

 各選手がどこからでも攻めるチームにおいて、その象徴ともいえる存在。中央だけでなく、両サイドからも強打を決め、チームを2年ぶりのインターハイに導いた。7月には女子U19世界選手権のメンバーに選ばれるなど、国際大会の経験も豊富。

 

仙波こころ 就実高(岡山①)

せんば・こころ/3年/身長160㎝/最高到達点255㎝/小野中(愛媛)/リベロ

 

 昨年度はベストリベロ賞に選ばれたU17世界選手権大会、そしてU18アジア選手権大会と2度の国際大会に出場。就実高でもレギュラーの座をつかみ、国スポでは日本一に輝いた。地元開催のインターハイで、豊富な経験を生かしてチームを引っ張る。

 

德本菜々美 金蘭会高(大阪

とくもと・ななみ/3年/身長172㎝/最高到達点288㎝/金蘭会中(大阪)/アウトサイドヒッター

 

 本職はスパイカーながら、7月に行われた女子U19世界選手権にリベロとして出場。慣れないポジションでも試合を重ねるごと対応し、日本の守りを支えた。チームではアウトサイドヒッターの一角としてプレーするため、前衛での攻撃でもチームに貢献できるか。

 

文/田中風太(編集部)

写真/石塚康隆(NBP)、編集部

 

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