令和8年度全国高等学校総合体育大会バレーボール競技の部、京都府予選の最終日が、6月7日(日)に三段池扶桑化学工業アリーナ(福知山三段池公園体育館)で行われた。女子では、失セット0で優勝した京都橘高が27年連続29回目の本戦出場を決めた
ライト攻撃を増やして
本戦ではさらに進化した姿を
スパイクのモーションに入ったと思いきやトスを上げ、トスと見せかけて強打を放つ。「高速立体バレー」を掲げる京都橘高が今季挑むのは、髙橋灯キャプテンと岡村みづきによるツーセッターだ。
決勝の北嵯峨高戦、第1セットは岡村のサービスエースで主導権を握り、髙橋のサービスエースを含む4連続得点でその勢いを加速。中盤には、サウスポーの岡村がダイレクトでたたき込むシーンもあった。第2セットは序盤から2年生エースの片岡優が連続得点。片岡は「スパイクはよかったですが、ブロックとレシーブの面で失点が多かった」と謙虚に振り返ったが、第2セット開始直後以外はリードを許さずに2-0で勝利した。
だが、三輪欣之監督は「ほんとうはもうちょっとトリッキーにいきたい」と選手たちに求める。「なんとか間に合った」と明かしたように、大会前には髙橋キャプテン、岡村がともにケガを抱え、1ヵ月ほど練習ができない時期もあった。この日は少なかったライト攻撃を増やし、ツーセッターの利点を最大限に生かす組み立てを目指す。
岡村が髙橋キャプテンと描くのは「全部の球をフェイクセットやツー(アタック)ができるようなバレー」。そのお手本とするのが、SVリーグ男子、大阪ブルテオンのセッターであるアントワーヌ・ブリザールだ。変幻自在なトスワークはもちろん、ときには身長196㎝の高さを生かした強打で自ら得点を決める。岡村は「あそこまではなれない」と笑いながらも、声を弾ませる。
「ブリザール選手は打ったり、遊び心があってすごいじゃないですか。ああいう考え方というか、楽しみ方をしたほうが自分たちのバレーに近づくかな、って。もっとラフに、楽しみたいという気持ちを持ったほうがいいのかな、と思います」
決勝では両チーム最多の12得点を挙げた片岡をはじめ、下級生時から経験を積むスパイカーが多い今シーズン。三輪監督は「春高でどこまで頑張れるか、という長い目でやりたい」と全国三大大会を見据えるが、インターハイはその腕試しのチャンス。積極的に攻撃を仕掛ければ仕掛けるほど、その先の成長にもつながっていくはずだ。
6月7日の試合結果
シード順決定戦(3位決定戦)
京都先端科学大附高 2(28-26,25-20)0 福知山淑徳高
決勝
京都橘高 2(25-13,25-20)0 北嵯峨高
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