令和8年度全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会(近畿インターハイ2026)男子最終日、決勝トーナメントの準決勝と決勝が島津アリーナ京都(京都府立体育館)で8月8日(土)に行われる。昨年度の春高でベスト4に入った東山高(京都)、清風高(大阪)、駿台学園高(東京)、そして前回大会王者の鎮西高(熊本)と、シード校がいずれも1セットも落とさずベスト4入り。優勝候補4校の、それぞれのこれまでの戦いを振り返る
準決勝① 鎮西高(熊本) vs. 駿台学園高(東京)
毎年練習試合を行っているが、公式戦では2年前のインターハイ準決勝以来の対戦。当時1年生だった一ノ瀬漣(鎮西高)の攻撃は阻まれ、駿台学園高がストレート勝ちを収めた。駿台学園高はその後優勝し、全国三冠を成し遂げた。
■鎮西高
前回大会王者が、まずは今大会の目標を達成した。昨年度は全国三冠を目指した春高で準々決勝敗退を喫し、今季のターゲットは春高での頂点。そのシード権を確保するためにも、今大会ではベスト4入りを目指していた。宮迫竜司監督は「目標を達成しましたが、ここまできたら勝ちたい欲もあります。駿台(学園高)はいいチームなので、明日は思いきってやってくれたら」とまずは準決勝を見据える。
高校生で唯一日本代表に選ばれた一ノ瀬キャプテンを攻撃の柱に、そこに託すまでの試合運びを試行錯誤。今大会はセット序盤に木永青空、1年生の岩下遼大のツーセッターで戦い、インターハイ県予選からアップデートした姿を見せる。
■駿台学園高
昨年度は春高優勝を目指したが、今季掲げるのは全国三冠。今年1月の春高でベスト4を経験したスパイカーが多く残り、優勝した関東大会をはじめ、今季はここまで安定した戦いを見せてきた。今大会でもベスト4に進んだチームでは唯一、一度も相手に20点台を許さずに勝ち上がっている。
精度の高い守り、そしてそこから展開する多彩な攻撃に加え、相手によってメンバーを代えられる選手層の厚さも今季の強み。その中でも、1年生時からコートに立ってきたアウトサイドヒッターの落合康陽キャプテン、ミドルブロッカーの小布施琢磨、オポジットの畠昊太郎ら3年生が、勝負どころでチームを引っ張る。
準決勝② 清風高 vs. 東山高
今年の春高決勝で対戦して以降、3月の全国私立高等学校男女選手権大会(さくらVOLLEY)決勝、7月の近畿大会決勝に続く対戦。春高では東山高が勝利したが、その後の2大会ではともに清風高に軍配。直近の近畿大会では2セットともにジュースにもつれており、明日も激しい攻防が予想される。
■清風高
さくらVOLLEY、そして近畿大会で連覇を飾り、悲願の初の日本一へ。3回戦では、前日に大村工高(長崎)と激闘を繰り広げた東福岡高(福岡)、準々決勝では初出場で勢いに乗る武相高(神奈川)をストレートで下した。
昨年度の春高準優勝を知るメンバーが6人残り、セッター森田陸が組み立てる攻撃はパワーアップ。コート中央を軸に攻め、田原璃晟だけでなく、石川叶真もバックアタックを打てるミドルブロッカーに成長している。タレントぞろいのスパイカー陣のなかでも、準優勝した「2026男子U18バレーボールアジア選手権大会」でベストアウトサイドヒッターに輝いた西村海司の破壊力のあるスパイクは必見だ。
■東山高
3回戦では草野烈率いる近江高(滋賀)、そして準々決勝ではU18日本代表の田中洸が得点源を担う川内商工高(鹿児島)と、各世代を代表するエースを擁する相手にストレート勝ち。春高で見せた鉄壁の守りは今季も健在で、同大会でベストリベロ賞の辻本侑央を中心につなぎ、要所でエースの岩田怜緯キャプテンが前衛後衛問わず託されたボールを打ちきる。
豊田充浩監督が常々成長を求めるのがセッターで、今季から司令塔を務める小林蒼昊が、いかにスパイカー陣の力を引き出せるかがポイント。毎年春高府予選が行われるホーム、島津アリーナ京都で今年の春高に続く日本一を狙う。
【近畿インターハイ2026/8月8日試合予定】
<会場(京都)>
島津アリーナ京都 A、C、特設コート
■準決勝
【9:30〜】
[Aコート]
鎮西 × 駿台学園
[Cコート]
清風 × 東山
■決勝
【準決勝終了90分後に開始】
[特設コート]
鎮西 or 駿台学園 × 清風 or 東山
文・写真/田中風太(編集部)
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