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セッター森田陸は「助けてくれたスパイカーに感謝」 男子初優勝を飾った清風高の喜びの声【近畿インターハイ2026】

澤田侍弦

令和8年度全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会(近畿インターハイ2026)男子は、準決勝と決勝が88日(土)に島津アリーナ京都(京都)で行われ、清風(大阪)が初優勝を果たした。決勝では日本代表の一ノ瀬漣を擁し、連覇が懸かった鎮西高(熊本)に、3-217-2525-1718-2525-1815-13)で勝利。激闘を終えた、選手たちの喜びの声をお届けする

 

 

澤田侍弦

 

 

澤田侍弦(3年)

キャプテンであり、多彩な攻撃の起点となる守護神。リベロ優秀選手賞に輝いた

「決勝は 3セット目ぐらいまであまり調子が上がらなくて、みんなにカバーしてもらいました。リベロ賞をいただきましたが、納得いかない部分もあります。ただ、山口先生(誠監督)の声かけもあって、みんなのために頑張ろうと思ってプレーすることができました。

 インターハイのあとには国スポと春高があるので、そこでも自分たちのしたいバレーをやり続けられるチームになって、日本一を獲りたいです」

 

石川叶真(3年)

対角の田原璃晟同様、バックアタックも打てるミドルブロッカーに成長。ブロックだけでなく、攻撃でも存在感を見せた

「(決勝の第5セット12-11で)バックアタックをミスしてしまったので、『やばい』という気持ちと、『いや、勝てる』という気持ちがあって。優勝したときは、『ほんとうに日本一になったんだ』と思って最高にうれしかったです。

7月の)近畿大会でバックアタックを打てるようにして、準決勝(対東山〔京都〕)までは結構使えましたが、決勝では全然で。(田原)璃晟のほうが打てるので、国スポ、春高では緊迫した場面でも後ろから攻撃に参加できるように頑張ります」

 

田原璃晟(3年)

ミドルブロッカーながら前衛後衛問わずスパイクを決める得点源で、ベスト6に選出

「全員で力を合わせてバレーができたので、それが勝ちにつながった要因かなと思います。でも、個人としてはまだまだ大事な場面でミスをしたり、決めきれないことも多かったので、そこをもう少し点につなげられるようにしたいです。

 僕たちの目標は三冠で、その一つ目を取れましたが、余裕があるわけではありません。油断せずに、またチームをつくっていきたいです」

 

 

田原璃晟

 

 

伊藤匠太朗(3年)

雄新中(愛媛)時代からトスを合わせる森田陸とのライト攻撃はチームのホットライン。苦しい状況でこそ、息のあったコンビが光った

「清風の歴史で日本一が一回もなくて、今年は何が何でも、という気持ちでやってきました。勝った瞬間は、今までに感じたことがないうれしさがありました。

 決勝の1セット目はあまり自分が乗れなくてチームに迷惑をかけたので、次のセットからは攻め続けるようにして。セッターの(森田)陸も、自分を信じて上げてくれてよかったです」

 

森田 陸(3年)

全員で攻撃を仕掛ける清風の心臓。変幻自在なトスワークに加えてリーダーシップも向上し、今大会のベスト6

「相手は一ノ瀬がずっと点を取っていて、3年生が引っ張っているのに、僕たちは4セット目中盤ぐらいまで(下級生の西村)海司や(田中)杏侍が頑張ってくれている状況が続いて。そこから3年生に『ここで気合いを入れろよ』と言ったらみんなが上がってきたので、5セット目に力を出せたかなと思います。

 日本一になれたことはめちゃくちゃうれしくて、助けてくれたスパイカーにも感謝の気持ちがあります。このチームで日本一を取れてよかったです。攻撃のバリエーションは多いので、次はその精度を上げていきたいです」

 

西村海司(2年)

チャンピオンシップポイントを決めた2年生エース。第5セットにコートを離れた今年1月の春高決勝(対東山)同様、鎮西高戦でも脚の不安があったが、最後までコートに立ち続けた

「小学生、中学生も含めて、やっと優勝することができました。でも、日本一になった実感は全然ありません。

(決勝の第5セットは脚が)やばい、という思いもありましたが、春高で最後までコートに立てない悔しさがあったので、『絶対に立つ』という気持ちでした。正直、一ノ瀬さんがすごすぎて、僕はちょっと霞んでいたんですけど。絶対に負けたくないと思って、最後に決められてよかったです。今年はいろんな選手が注目されるので、ほんとうに負けたくない。その気持ちがいちばん強いです」

 

 

西村海司

 

 

出口大誠(2年)

安定した攻守が光るアウトサイドヒッター。田中杏侍と併用されながら、2人で役割をまっとうした

「(田中)杏侍はライバルでもあり、一緒に支え合っていく仲間。試合に出るときは、自分の仕事ができたらいいなと思っていました。そのためにも、特にディフェンスの面でやるべきことを突き詰めてきました。

 自分は目立たない選手ですが、縁の下の力持ちのような存在になりたい。スパイクを強化し、ディフェンス面をもっと詰めて、国スポと春高でも頑張りたいです」

 

田中杏侍(1年)

高い攻撃力を武器に、全国大会デビューを果たしたルーキー。チャンピオンシップポイントでは好レシーブから西村の得点をおぜん立てした

「最後は(西村)海司さんに決めてほしいと思っていて、決まったときはほんまにうれしかったです。

入学したときは試合に出られるかわかりませんでしたが、実際に出ることができて。23年生に助けてもらいましたが、よくできたほうかなと思います。ここからは個人としてはディフェンス、チームとしてもサーブレシーブをしっかり練習していきたいです」

 

写真/中川和泉

 

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