買取大吉 アジア男子バレーボール選手権大会 福岡2026で優勝し、2028年に開催されるロサンゼルスオリンピック(LA28)の出場権を獲得した男子日本代表。一夜明けた9月14日、石川祐希主将ら14選手とロラン・ティリ監督が都内で記者会見に臨み、喜びの言葉や今後の意気込みを述べた。
石川主将は今年度の代表シーズン当初から「アジア選手権優勝」を目標に掲げてチームをけん引。ネーションズリーグ(VNL)では13連勝という大会史上初の記録を打ち立てながらも、メダルを獲得できなかった。しかし結果に一喜一憂せず、信念を貫いたなかで目標を達成。石川主将は充実した表情で今年度の戦いを振り返った。
「今ここにいる14人でアジア選手権を戦いましたが、VNLや事前合宿からほんとうにたくさんのメンバーと一緒にやってきました。たくさんの選手の協力があったなかで、勝ちとったオリンピックの出場権です。もっと強くなった男子バレーをたくさんの方に見ていただけた、そんなシーズンだったと思います」
アジア選手権でMVPを獲得した髙橋藍は、6試合でサービスエース22本と圧倒的な記録を残すなど、攻守両面でチームの中心として躍動した。今年度は「昨シーズンの世界選手権で思いどおりのプレーができなかった」悔しさを糧に、攻撃面を強化。「深津(英臣)選手からのトスなど、チーム全員の支えがあって非常にいいパフォーマンスを出せたのではないかと思っています」と笑顔を見せた。一方、今大会を通して「もっと(サービス)エースを増やせれば(計5本)」と悔いを残した西田だが、イランとの決勝ではサービスエース2本を含むチームトップの18得点を記録。「チームの優勝に貢献できたことは非常にうれしく思っています」と引き締まった表情で語った。
LA28の2年前に出場権を獲得したことで気になるのは、来年度からの国際大会での戦い方。ティリ監督は「ここからはロサンゼルスオリンピックのための準備期間。毎日の練習や試合、大会などすべての経験を糧にしつつ、どのポジションも選手どうしで競争しながら成長し、どの大会でも表彰台に上ることを目標にする」と活動方針を明確にする。また東京2020オリンピックでフランス代表を頂点に導いた自身の経験をもとに、今後のチームづくりについて明かした。
「フランスで優勝したときは8年の準備期間がありました。日本代表もパリ(オリンピック)での悔しさを次につなげていることなど、オリンピックへは長い年月をかけ、大きな志を持って戦っていくものだと思っています。同じチームで勝ったり、負けたりを繰り返すことで、チーム全体を前に進めることができると理解しているので、日本代表にも同じ経験をさせたいです」
続けて「私たちはほんとうに素晴らしい夏を過ごし、全員で(目標を)成し遂げられるという気持ちで戦ったからこそ、今回の優勝につながった」と語ったティリ監督。その表情は充実感にあふれていた。
石川主将をはじめ、選手たちは最終目標を「オリンピックでのメダル獲得」と語る。金メダルを獲得した1972年のミュンヘンオリンピック以来の表彰台に向けて、男子日本代表は新たなスタートラインに立った。
■男子日本代表 イランをストレートで下し連覇達成 ロサンゼルスオリンピック出場権を獲得
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