各地方から女子7大学が集結。新作のボールを使用した「SPALDING CUP」を初開催
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- 2026.04.01

新シーズンを前に各地の大学が強化を図るこの時期。3月のある日、女子の強豪7大学(国士舘大、桜美林大、嘉悦大、新潟医療福祉大、中京大、千里金蘭大、天理大)による「SPALDING CUP」が、国士舘大多摩キャンパス(東京)で初めて開催された。この大会ではSPALDING(スポルディング)製の新作ボールを本大会のオフィシャルゲームボールとして使用。大会を主催した桜美林大女子バレーボール部の野中俊英コーチらに、大会とボールの感想を聞いた
ていねいにボールを扱うことで守備力の向上につながる
――初開催までの経緯を教えてください
野中 集まって実戦形式の練習を行っていたこのキャンプは今年で3年目なのですが、各校の監督からは「大会が開催できれば」という意見が出ていました。今回、準備段階でSPALDINGさんが新しいボールを作ったとお聞きしたこともあり、相談したうえでお手伝いしてもらいながら、大会開催に向けて動いてきました。
――第1回大会が実現しました。振り返っていかがでしたか?
野中 ユニフォームを着て試合をすることによって、選手たちの集中の度合いが高まり、それにともなう試合内容の面などで、私が想像していた以上によかったと思います。今後も大会を開催し続けることによって「次回は参加したい」と思ってくれるチームが増えれば、よりよいものになっていくと期待しています。将来的に観客を入れ、高校生にも参加いただき、大学生と交流試合ができるようにすることがこの大会の一つのゴール。「この大学はこういう雰囲気なんだ」など、各チームの魅力を感じてもらって、大学でバレーボールをしたいと思う高校生を一人でも増やせればと思っています。

桜美林大・野中俊英コーチ(写真右)
――今大会ではSPALDINGの新作ボールが使われました
野中 少し硬めなのかな、という印象を受けました。プレーを見ていると、しっかりヒットすれば結構飛んでいくイメージです。今回、選手たちはこのボールを初めて使用するなかで、ディグやレセプション(サーブレシーブ)などの対応に苦労していたと思います。より意識して、ていねいにボールを扱うことが重要になると感じました。
――このボールのおすすめポイントをあげるなら、どんなところでしょうか?
野中 このボールを使用することによって、守備力が向上すると思います。少し長めにボールを触ることでうまくコントロールできると感じたので、まずはレシーブのかたちを早めにつくるように準備させ、ていねいに上げる意識を身につければ、さらに守備が鍛えられると思います。
――昨年の春季リーグ戦では5位と躍進しましたが、全日本インカレは2回戦敗退でした。新シーズンの桜美林大の目標を教えてください
野中 私たちは日本一を目指しています。私が来た当初(4年前)は(関東)2部にいましたので、まずは昇格し、そして長く1部に留まることが目標でした。ただそのままだとさらに上を目指すことはできないと感じたので、昨シーズンからは高い目標を掲げて活動しています。
今年はほんとうにおもしろいバレーボールができると思います。最上級生を中心に、新3年生以下の学年にも素晴らしい選手たちがいるので、楽しみながらチームを成長させ、目標達成に向けてサポートしたいです。

桜美林大の新4年生は、初めて触れたボールの印象について「スパイクを打つときは少し重い感じで、強く打てば打つほど伸びる」とコメント。レシーブやサーブなどでは、「いつもと感覚の異なるボールを使うことで、対応力がかなりつきました」と手応えを得ていた。セッターを務めた千里金蘭大の新4年生は「最初はやりにくかったですが、試合を重ねて慣れてくると手に収まってきて、とてもトスが上げやすかった」と好感触。「ボールが少し硬いので、はじきやすいのかもしれません」と分析しつつも、初めて使うボールに順応していた。
【各大学の監督たちのコメント】
国士舘大 飯田周平監督
「サーブでボールが落ちるような感じがしました。全チームが初めてボールに触るという同じ条件の下で、ミスの少なかったチームが結果を出しましたね」

桜美林大 池田壮志監督
「ボールが変わると、当然打ち方や力の入れ具合などが変わってきます。回転のかけ方などを含めて早く適応できるかが、勝敗のカギでした」

嘉悦大 原 秀治監督
「このボールで練習したらバレーボールがもっと上手になると思いました。選手は慣れるまで大変かもしれませんが、臨機応変に対応する能力も必要だと思うので、いい練習ができると思います」

新潟医療福祉大 西 博史監督
「ボールの落下点を予測するなかで、見誤るケースが出るような微妙な差はあると思いますが、レシーブなど基本的なスキルにおいては、あまり変わらないと感じました」

中京大 香川奈津充監督
「このボールを使うことによって、自分たちの課題を見つけることができました。ほかのチームと比べて、ここからより守備を強化していかなければいけない、と考えられる機会になりました」

千里金蘭大 古達 貴監督
「回転や伸びなど、変化量が多いボールだと感じました。レシーブでもボールが来るのが遅く、浮いてくるような感覚があったで、アジャストするには慣れが必要ですね」

天理大 梅﨑さゆり監督
「選手たちは少し大変そうでしたが、対応力が求められるのかなと思いました。ミスをボールのせいにする選手と、あまり気にせずに適応できる選手がおり、見極めることができたので、とてもおもしろいと感じました」

参加した選手たちは、いつもと違うボールに戸惑いつつも、それぞれが充実した表情を見せながら奮闘。新入生たちがコートに入る場面が見られるなど、4月から始まる新たなシーズンに向けて有意義な時間を過ごしていた。

■大会結果(全チーム総当たり/1セットマッチ)
※勝敗が同じ場合は得失点差(カッコ内)で順位を決定
優勝 国士舘大 6勝0敗
2位 天理大 4勝2敗(14)
3位 新潟医療福祉大 4勝2敗(-2)
4位 中京大 3勝3敗
5位 嘉悦大 2勝4敗(-9)
6位 千里金蘭大 2勝4敗(-16)
7位 桜美林大 0勝6敗

■大会オフィシャルゲームボール
VB5 ORANGE×WHITE×NAVY(オレンジ×ホワイト×ネイビー)
表面に独自のディンプルパターンを採用した縫製の無いカバーが特徴の アドバンス向けバレーボール
■素材:合成皮革
■サイズ:5号(品番:72-408Z)
■対象:一般、大学、高校
■価格:¥5,940(本体¥5,400)















