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春高2024

ファイナル3進出へ WD名古屋がホームでパナソニックにリベンジ誓う【V1男子見どころ】

  • V1
  • 2021.03.18

■V・レギュラーラウンド優勝争い&ファイナル3を巡る順位争いに注目

 V・レギュラーラウンドも残り2週となったバレーボールのV.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)。日本代表選手はもちろん、世界トップレベルの外国籍選手も多く在籍するV1男子の、今週の見どころをご紹介。

 

 レギュラーラウンドもいよいよ大詰めのV1男子。今季は、V・レギュラーラウンドの上位3チームがV・ファイナルステージに進出できるため、3位以内を目指すチームが最後まで熾烈な順位争いを繰り広げている。

 

 そのV・ファイナルステージでは、まずV・レギュラーラウンド2位チームと3位チームにて「ファイナル3」が行われ、その勝者がV・レギュラーラウンドの優勝チームと「ファイナル」を戦う。つまり、優勝を目指すには、V・レギュラーラウンドを首位通過し直接ファイナルを目指すか、3位以内に入りファイナル3を戦うか、いずれかの方法しかない。

   

 首位通過を果たしファイナルへ駒を進めるのは、高い勝率(0.93)で首位を走り続けるサントリーサンバーズか。それとも、2位(勝率0.81)でサントリーに食らいつくパナソニックパンサーズか。首位通過の可能性が残されている両チームの戦いぶりは必見だ。

 

 また、「ファイナル3」進出を巡る順位争いも継続中。すでにサントリーサンバーズのファイナル3進出が確定しているため、残る枠は2つ。この2つの枠を勝ち取るため、進出の可能性を残すパナソニックパンサーズ、ウルフドッグス名古屋、ジェイテクトSTINGSが、今週も負けられない一戦に挑む。

 

■白熱必至 ファイナル3進出を目指すWD名古屋とパナソニックが直接対決で火花散らす

 3位のウルフドッグス名古屋と2位のパナソニックパンサーズが激突する稲沢大会。WD名古屋のホームで、ファイナル3進出を争う両チームの直接対決が実施される。

 

 ホームのWD名古屋は、先週のJT広島戦でフルセットの接戦を勝ち切り、その底力と勝利への執念を発揮。攻撃の軸であるバルトシュ・クレクや高梨健太に加え、山田脩造に代わってコートに送り出された白岩直也も務めを果たし、勝利に貢献した。今週はパナソニックとの連戦を迎えるが、前回の連戦では両日ともにストレート負けを喫しており、リベンジを果たしたいところ。スピード感あふれるバレーで相手の隙をつき、得点を重ねていけるか。

 

 対するパナソニックは、前回対決ではホームでの応援も力にWD名古屋に連勝。しかし、順位争いも最終局面を迎える中でのアウェー戦は、また違う空気感での一戦となるだろう。存在感を放つ清水邦広やミハウ・クビアク、身長204センチの長身ミドルブロッカー山内晶大らを軸に、序盤から流れをつかんでいきたいところ。また、その洞察力を生かし攻撃を組み立てるセッター深津英臣の手腕にも注目だ。

        

■JT広島を制し、ジェイテクトがファイナル3への希望をつなぐか

 ジェイテクトSTINGSのサブホームタウンの一つ、秋田県での開催となる秋田大会では、現在4位のジェイテクトが7位のJTサンダーズ広島を迎え撃つ。ファイナル3を目指し、何としても勝ち星が欲しいジェイテクトは、先週の堺戦でも連勝と勢いに乗り、上位チームに食らいついている。

 

 リーグ終盤でも、主砲・西田有志の決定力は健在。鋭いスパイクやサーブで勝機を見出し、チームの支柱となっている。また、宮浦健人ら内定選手も技量を発揮し要所で活躍を見せているが、それは若手選手が伸び伸びとプレーできる場を提供している主力メンバーの安定感や、選手同士の信頼関係が築き上げられているジェイテクトのいい雰囲気があるからこそ。まずはファイナル3に駒を進めて“リーグ連覇”への挑戦権を得るために――。今週も一丸となって連勝を目指す。

 

 一方、JT広島は、前回の対戦では連敗を喫したジェイテクトとの一戦となる。リーグ後半は内定選手やセッターの金子聖輝ら若手選手の起用が続くが、試合を重ねるごとに堅苦しさもなくなり、先週はWD名古屋を相手にフルセット、13-15と勝利まであと一歩のところまで迫る健闘を見せた。しかし、上位チームに対し、最後に踏ん張り切れず競り負けたことは、大きな反省材料でもある。先週の悔しさも糧に、心機一転、ジェイテクトから勝利を奪うことができるか。

 

その立派な背中でチームをけん引する西田有志(ジェイテクト)【写真:月刊バレーボール】

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