全小大会/東京杉一、上黒瀬、夢前が全国の頂点に
- 学生
- 2019.08.10
『第39回全日本バレーボール小学生大会』
男子は東京杉一が6年ぶり3回目の優勝!
女子は上黒瀬、混合は夢前が初優勝!!
東京杉一(東京)×片桐(奈良)という名門クラブどうしの対戦となった男子決勝戦。両チームは予選リーグでも対戦しその時は東京杉一がストレートで勝っているが(21‐12、21‐19)、この決勝戦でも、粘り強いレシーブ、多彩なアタックとバレーの醍醐味で主導権を握り第1セットを21‐12で先取したのは東京杉一。
東京杉一はその後もキャプテン④佐々木稜星の安定感のあるレシーブ、⑤楓淳道のスパイク、⑦大谷紫苑のクイック、⑥瀧本和也のジャンプサーブで流れを掴むと第2セットも21‐17で奪い優勝。6年ぶり3度目の日本一となった。
バレーの醍醐味という意味では、女子で初優勝した上黒瀬(広島)も見事だった。チーム最長身は145㎝の①岡日和と②打川結衣。さらにバックに入る2人の4年生、⑤谷本明咲と⑥賀川咲穂はそれぞれ132㎝、123㎝。ボールに弾かれてしまうくらい小さい体だが、その谷本、賀川は相手エースが打ってくる強烈スパイクを臆することなく華麗にディグ。そうしてつないだボールをエース岡が技ありアタックで得点に結び付けていく。試合は最終セット8‐8までもつれる大接戦となったが、ここからフローターサーブで相手のサーブレシーブを乱すことに成功したのが上黒瀬。13‐9とリードすると、そのまま振り切り勝利した。
そうした低身長という点で健闘し、栄冠をつかんだのは男女混合の夢前(兵庫)も同じ。相手の国分寺には男女混合最長身の⑫原大翔がいて、ブロックの上から何本も強烈なスパイクを決められたが、夢前は弟でセッターの③池田海夢と、兄でエースの⑤池田海心のホットラインが機能。接戦となった第1セットを21‐19で奪いリズムに乗ると、第2セットは序盤で11‐7と大きくリード。そのまま21‐15で相手を振り切り、夢に向かって前進した夢前が初優勝を手にした。
≪男子結果≫
【決勝戦】
東京杉一(東京) 2(21‐12、21‐17)0 片桐VBC(奈良)
【準決勝戦】
東京杉一(東京) 2(21‐16、21‐13)0 八本松(広島)
片桐VBC(奈良) 2(16‐21、21‐8、15‐12)1 横手Jr(秋田)
≪女子結果≫
【決勝戦】
上黒瀬(広島) 2(21‐17、13‐21、15‐11)1 日南ラビッツ(宮崎)
【準決勝戦】
上黒瀬(広島) 2(21‐11、21‐19)0 香南VBC(香川)
日南ラビッツ(宮崎) 2(16‐21、23‐21、15‐12)1 二見V(三重)
≪混合結果≫
【決勝戦】
夢前JVC(兵庫) 2(21‐19、21‐15)0 国分寺スポ少(香川)
【準決勝戦】
夢前JVC(兵庫) 2(21‐17、21‐17)0 比叡平(滋賀)
国分寺スポ少(香川) 2(21‐15、21‐18)0 大和(奈良)