gv-logo

春高2024

ITA20/21[第12節]ミラノは後半初戦を白星発進

  • 海外ニュース
  • 2020.12.09

 ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! 一部の試合は延期・調整中ですが、レギュラーシーズンは後半戦に突入です。さぁ、プレーオフ進出を目指すミラノは第12節(後半第1節)で、チステルナと今季2度目の対戦!!(Photo:Legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

■連敗ストップ!! マーと石川の両エースが2桁得点でミラノがストレート勝ち

[MATCH OF THE ROUND]

◆《第12節》ミラノ 3(25-21,25-20,25-18) チステルナ

〔11/29@ラティーナ〕

 今季は、トップ4が揺らぐシーズンになるかもしれない。レギュラーシーズン前半戦を振り返ると、ルーベとペルージャが盤石であるのに対し、モデナは勝ち越しているが、トレンティーノに関していえば黒星が先行する事態。プレーオフ進出争いも後半戦でさらにヒートアップしていくと予想される。そんな見応え十分のリーグ戦を演出しているチームの一つが、石川祐希(日本)もプレーするミラノだ。

情熱を持ってミラノを指揮するロベルト・ピアッツァ監督(写真中央)

 今季は第4節でモデナから勝利するなど連勝もあり、ミラノは最高3位にまで順位を押し上げた。前半戦終盤では今季初の連敗を喫しただけに、後半戦初戦となる今節は何としても勝ちたいところ。そうして、敵地に乗り込んだ。

 

 この日のジャージは、これまでに見られた白ベース【Bianco-Blu】ではなく、青がベースの【Blu】。新鮮な装いで臨んだ一戦は、チームをリードする両エース、OH石川とOHスティーブン・マー(カナダ)がコンスタントに得点を重ねる。ミラノが2セットを連取し、第3セットでチステルナはOHオレステ・カブート(イタリア)とSダニエレ・ソッティーレ(イタリア)を投入するも、流れは変わらず。マーがチーム最多19得点、石川が10得点と続いたミラノが開幕戦と同じくストレート勝利を収め、後半戦白星スタートを飾った。

プレーオフへと突き進むミラノ

************

◆モンツァ 3(25-14,21-25,25-13,25-22)1 モデナ

〔11/29@モンツァ〕

 前半戦でモデナ、トレンティーノ、ペルージャのトップ4のうち3チームから勝利したモンツァは、今節でふたたびモデナから勝ち星をマーク。チーム合計17本のブロックポイントをあげて、モデナの攻撃をはね返した。チーム最多22得点をあげたOPアディス・ラグンジラ(トルコ)は、リーグ得点王ランキングを争いそうな予感。

モンツァのMBマックスウェル・ホルト(イタリア)はチーム最多5本のブロックポイントで試合のMVPに

◆ペルージャ 3(25-23,27-29,25-17,25-22)1 ヴァレンティア

〔11/29@ビーボ・ヴァレンティア〕

 ペルージャが勢いに乗るヴァレンティアをはね返した一戦は、サーブが絶好調のOHウィルフレド・レオン(ポーランド)は驚愕の7本をマークした。レオンは自身セリエA初挑戦となった2018/19シーズンに94本のサービスエースを記録し、“サーブキング”に。昨季も50本で2位(1位はOPニミル・アブデルアジズ〔オランダ〕/当時ミラノ)。今季は個人ランキングトップをひた走る。

ペルージャはLマッシモ・コラーチ(イタリア/写真左から2番目)が熟練のレシーブ

◆ピアチェンツァ 3(19-25,25-21,25-21,25-22)1 ラヴェンナ

〔11/28@ピアチェンツァ〕

 ピアチェンツァは今季途中加入のMBセイエドモハンマド・ムーサビエラギ(イラン)が今節の第3セットに交代で初出場を果たすと、第4セットは開始時からコートに立った。さっそくチーム最多3本のブロックポイントをあげ、鮮烈デビューを飾った。試合はOHアーロン・ラッセル(アメリカ)が19得点をマークし、チームも2連勝とした。

アジアナンバーワンミドルブロッカーの呼び声高いムーサビエラギ(写真コート奥中央)

◆ルーベ 3(25-17,25-12,19-25,25-13)1 ヴェローナ

〔11/28@ルーベ〕

 ペルージャのレオンが7本なら、同郷のこの男も負けていられない!? ルーベはMBロベルランディ・シモン(キューバ)が7本のサービスエースをマーク。アタッカー全員が2桁得点をあげる分厚い攻撃で、ルーベが勝利した。

ルーベのOHイオアンディ・レアル(ブラジル/写真コート奥)は決定率83%、20得点の活躍

セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round12終了時)》

1 ペルージャ 勝1敗(勝ち点26)-

2 ルーベ 9勝1敗(勝ち点26)-

3 ミラノ 7勝4敗(勝ち点19)▲

4 ヴァレンティア 7勝4敗(勝ち点19)▼

5 ピアチェンツァ 6勝5敗(勝ち点18)▲

6 モデナ 6勝4敗(勝ち点17)▼

7 モンツァ 6勝5敗(勝ち点16)-

8 トレンティーノ 3勝5敗(勝ち点10)-

9 ヴェローナ 3勝6敗(勝ち点9)-

10 パドヴァ 2勝9敗(勝ち点8)-

11 ラヴェンナ 1勝7(勝ち点6)-

12 チステルナ 1勝9敗(勝ち点5)-

※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移

 

(責任編集:GUCII<坂口功将>)

  • 男子日本代表応援サイト2024
  • 女子日本代表応援サイト2024
  • 北海道インターハイ2023
  • NBPオンラインショップ

pagetopbtn