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春高2024

ITA20/21[PO]アブデルアジズ27得点! トレンティーノが準決勝へ

  • 海外ニュース
  • 2021.03.18

 ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! プレーオフは2勝勝ち抜けのクオーターファイナルラウンド(準々決勝)が展開中。トレンティーノが2連勝で、準決勝進出を決めました(Photo:Legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

■これが得点王&サーブキング! アブデルアジズが最多27得点で、トレンティーノ準決勝進出

[MATCH OF THE ROUND]

《プレーオフ/クオーターファイナルラウンド》

※カッコ内はレギュラーシーズン最終順位

◆トレンティーノ[3位]○○2勝 / ピアチェンツァ[6位]●●2敗

第1戦〔3/10@トレント〕3-2(25-18,23-25,22-25,25-20,15-8)

第2戦〔3/14@ピアチェンツァ〕3-1(25-17,25-27,25-18,25-22)

 初戦をフルセットの末に制したトレンティーノは、アウェーでの第2戦へ。第1セットは序盤でリードを広げて大差で獲得すると、第2セットこそ相手のブロックに仕留められ落としたが、第3セット以降でしっかりと修正。3-1で2連勝とし、クオーターファイナルラウンドの全カード中、いちばんに準々決勝突破を決めた。試合では、OPニミル・アブデルアジズ(オランダ)が両チーム通じて最多27得点の活躍。アブデルアジズは今季加入1年目ながら、レギュラーシーズンでは総得点442点、サービスエース74本でリーグトップの成績をマーク。期待に120%応えるパフォーマンスで、チームをリードしている。

<充実のトレンティーノ>

 

 敗れたピアチェンツァは第2戦の第1セット早々にOHアーロン・ラッセル(アメリカ)をOHオレグ・アントノフ(イタリア)に交代。OPジェルジ・グロゼル(ドイツ)やMBセイエドムハンマド・ムーサビエラギ(イラン)を中心に攻撃を展開したが、クオーターファイナルラウンド敗退に終わった。

 

<ピアチェンツァのMBムーサビエラギ(写真コート奥右から2番目)は3本のブロックポイントを含む、チーム最多16得点>

 

************

◆ミラノ[8位]○●1勝1敗 / ペルージャ[1位]●○1勝1敗

第1戦〔3/10@ペルージャ〕3-2(18-25,21-25,27-25,33-31,19-17)

第2戦〔3/14@ミラノ〕1-3(25-23,23-25,23-25,20-25)

第3戦〔3/21@ペルージャ〕:-

 初戦で劇的勝利を収めたミラノは勢いそのままにホームでの第2戦、第1セットを獲得。第2セットもOH石川祐希(日本)がバックアタックも含めて得点を重ねるなど、ミラノが最大5点のリードを奪い先行する。だが、巧みに選手交代を繰り出し徐々にリズムを取り戻したペルージャが、終盤でOHウィルフレド・レオン(ポーランド)のアタックで逆転に成功し、セットカウントをタイに戻す。第3セットは序盤でミラノがOPジャン・パトリ(フランス)の連続サービスエースで先行する展開に。拮抗した状況が続く中、セット中盤で判定にもめた際にミラノはロベルト・ピアッツァ監督が退場となってしまう。

 

<ミラノはOHティネ・ウルナウト(スロベニア/写真右端)がチーム最多3本のブロックポイントをマーク>

 

 これで潮目が変わったか、ペルージャがレオンやOPテイス・テルホルスト(オランダ)の得点で終盤に逆転し、このセットを獲得。続く第4セットはミラノが15-12とリードした場面で、ペルージャはOPテルホルストをOPマチェイ・ムザイ(ポーランド)にチェンジし盛り返す。ミラノは試合を通して、ペルージャのレオンにサーブを浴びせストレスを与え続けたが、それでもレオンは崩れず。マッチポイントから最後はレオンがアタックを決めて、ペルージャが勝敗数をタイとした。

 

<第1セットを先取されながらも、冷静に取り返したペルージャ>

 初戦で敗れ、あとがなくなったヴァレンティアはホームで行われた第2戦で、OPアボウバカル・ドラメ(ブラジル)が大爆発!! 両チーム通じて最多7本のサービスエースを含む、25得点の活躍。チームもジュースにもつれ込んだ第2、第3セットを制し、終わってみればストレート勝ちを収める。さぁ、最終第3戦の結末はいかに!?

<豪打を炸裂させたドラメ(写真右)>

 

◆ルーべ[2位]○1勝 / モデナ[7位]●1敗

第1戦〔3/14@チヴィタノーヴァ・マルケ〕3-0(25-17,33-31,25-20)

第2戦〔3/14@モデナ〕:-

第3戦〔3/21@チヴィタノーヴァ・マルケ〕:-

 “トップ4”どうしの対決、初戦はホームのルーベがストレート勝ちを収めた。ルーベは第1セットでチーム合計4本のサービスエースを決めると、続く第2セットでは合計5本のブロックポイントをマーク。なかでも、MBロベルランディ・シモン(キューバ)が4本のサービスエースをあげたほか、OPカミル・リキリチ(ルクセンブルク)が最多18得点をあげて牽引した。一方、敗れたモデナはOHネマニャ・ペトリッチ(セルビア)がチーム最多14得点、OHダニエレ・ラビア(イタリア)が11得点と続いた。モデナは名門の意地を見せ、反撃なるか。

<先発出場を果たした、ルーベのOHマーロン・ヤント(キューバ/写真右端)>

 

(責任編集:GUCII<坂口功将>)

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