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“小さな巨人”室岡莉乃が日立リヴァーレでVリーグデビュー

  • V1
  • 2021.03.22

 注目の新星がデビューを飾った。3月21日(日)に所沢市民体育館で行われた2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)V Cupで、日立リヴァーレに入団が内定している室岡莉乃が初めてVリーグのコートに立った。

 

<室岡莉乃(むろおか・りの)/身長162センチ/最高到達点300センチ/東九州龍谷高(大分)/アウトサイドヒッター>

 

 KUROBEアクアフェアリーズとの一戦、第1セット中盤で日立は16-8と大きくリード。アップゾーンで控える室岡の手には、コートに立つ上坂瑠子の背番号1のパドルが。そして、21-10となり上坂にサーブ順が回ってきたタイミングで出番がやってきた。「後衛からの出場ということで、レシーブをしっかり頑張ろうと準備をしていました」(室岡)と心に留めながら、しっかりとサーブを打ち込んだあとは、セットが終わるまでコートに立ち続けた。

 

 続く第2セットは出番なく終わったが、第3セット途中で再び上坂と交代してコートへ。今度は前衛だ。13-9の場面ではレフト方面からのアタックでブロックアウトを取り、Vリーグ初得点をマーク。17-12の場面からは、相手の2枚ブロックをかわしてインナーに切れ味鋭いスパイクを打ち込み、2点目をあげた。

 

<デビュー戦では2得点>

 

 試合後の記者会見では室岡本人の口から「緊張していた」という言葉が出たことに、周りのチームメイトが驚くほどの堂々としたプレーぶり。多治見麻子監督も「後衛でのレシーブに加えて、スパイクもいいものを持っているので、どこかしら前衛で使いたいと思っていた」と起用にあたっての期待を明かし、実際のパフォーマンスにも満足の表情を浮かべた。

 

 室岡といえば、身長は162センチと小柄ながら、最高到達点300センチの跳躍力が最大の魅力。また、レシーブ力にも定評があり、安定感と判断能力はリベロに匹敵するほどだ。名門・東九州龍谷高(大分)時代は1年生時からレギュラー入りを果たすと、2年目には春高バレーで優勝、最優秀選手賞に選出され、まさに“小さな巨人”として同年代をリードした。

 

 日立のユニフォームを着てのデビュー戦を振り返り、「コートに入ってからは周りの方々がすごく声をかけてくださり、楽しくバレーができました」と笑顔を見せた室岡。「しっかりと得点につなげられるような選手になりたいと思います」と、Vリーガーとしての第一歩をここに刻んだ。

(取材・文/坂口功将〔編集部〕)

 

<試合後の集合写真で笑顔を見せる(写真中央)>

 

 


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