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[ロシア21/22]第3節 「大きな前進になるぞ」ノヴォシビルスク開幕3連勝

  • 海外
  • 2021.10.19

世界三大リーグの一角、ロシア・スーパーリーグ男子の模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SUPER LEAGUE RUSSIA』。2021/22シーズンの第3節でノヴォシビルスクが快勝を収めました

(Photo:volley.ru/Deta:VolleyService.ru

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

■昨季王者のモスクワを下し、ノヴォシビルスクが開幕3連勝

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第3節》ノヴォシビルスク 30 モスクワ

(25-22,25-21,21-20)

(現地10/16)

 開幕2連勝どうしの一戦はホームのノヴォシビルスクが完勝を収めた。相手のモスクワは昨季王者であり、前節でスーパーカップを制覇している。その強敵を迎える一戦を前に、ノヴォシビルスクのプラメン・コンスタンティノフ監督は「負けたとしても失うものはない。だが勝てば、それは大きなビッグステップ(前進)になるぞ!! みんな、落ち着いていこう」と鼓舞したと、MBイリヤス・クルカエフ(ロシア)は明かす。

 

<モスクワ(写真左)とノヴォシビルスク(同右)。強豪どうしの対決が早くも実現

 

 そうして“ロコモティブ(=機関車)”は走り出した。開始早々からOHジョン-ゴードン・ペリン(カナダ)のサーブで攻めたてて主導権をにぎると、2セットを連取する。第3セットはモスクワがOPツベタン・ソコロフ(ブルガリア)の得点で一時はリードを奪うものの、ノヴォシビルスクがブロックで攻撃をはね返す。最後はモスクワのOHデニス・ボグダン(ロシア)のアタックを、MBドミトリー・リジク(ロシア)がブロックして試合を制した。

 

<ノヴォシビルスクの主軸、(写真コート奥左から)ルブリッチ、クルカエフ、ペリン>

 

 勝利を振り返り、コンスタンティノフ監督は「試合前のミーティングで選手たちが、彼ら自身を信じてくれたことをうれしく思う」とコメント。OHペリンとOPドラジェン・ルブリッチ(セルビア)がともにチーム最多9得点、と派手さこそなかったが、要所での得点とミスの少なさが勝利の要因だった。

 

*****

 

◆《第3節》スルグト 03 カザン

(16-25,21-25,19-25)

(現地10/15)

 名門カザンはOHバルトシュ・ベドノシュ(ポーランド)が両チーム通じて最多6本のブロックポイントをマークするなど、19得点の活躍で開幕3連勝に導く。一方のスルグトは頼みの主砲OPニキータ・アレクセエフ(ロシア)が7得点と不発に終わり、「彼の復活を待つしかありません」とスルグトのアントン・マリシェフ監督は白旗。

 

++++

◆《第3節》ニジニ・ノヴゴロド 3–1 ニジネヴァルトフスク

(29-31,25-20,25-21,25-22)

(現地10/16)

 ホームのニジニ・ノヴゴロドはOPレオ・アンドリッチ(クロアチア)が最多27得点の大暴れ。アンドリッチと並んで、MBニキータ・リャミン(ロシア)、OHアレクサンデル・パトリキン(ロシア)が3本のブロックポイントをあげて逆転勝利を収めた。

<ニジニ・ノヴゴロドのアンドリッチ(写真右端)>

 

++++

◆《第3節》ウファ 2–3 クラスノヤルスク

(25-21,29-31,25-19,21-25,11-15)

(現地10/16)

 フルセットの熱戦が繰り広げられ、アウェーのクラスノヤルスクに軍配。OPビタリー・フェッチョフ(ロシア)が23得点、OHトドル・スクリモフ(ロシア)が19得点、OHヤン・エレシェンコ(ロシア)が16得点を続いた。

 

++++

◆《第3節》ウレンゴイ 1–3 レニングラード

(34-32,19-25,20-25,18-25)

(現地10/16)

 ようやくリーグ初戦を迎えたウレンゴイは第1セットから激しい戦いを演じる。ジュースの末に先取したものの、以降はレニングラードのブロックを攻略できず、悔しい逆転負けを喫したが、その中でもOPウラディスラフ・バドケビッチ(ベラルーシ)が24得点と健闘した。

<ウレンゴイの攻撃を操るSチモフェイ・ズコウスキ(クロアチア/写真中央)>

 

++++

◆《第3節》ケメロヴォ 3–1 オレンブルク

(25-19,21-25,25-23,25-21)

(現地10/16)

 ホームのケメロヴォはセットカウントを1-1とされたところで、第3セットから徐々にメンバー交代のカードを切っていく。後半で投入されたOHエフゲニー・シボヘレス(ロシア)が11得点、OPビタリー・パパゾフ(ロシア)が8得点で勝利の立役者となった。

<ケメロヴォは開幕黒星スタートから2連勝>

 

++++

◆《第3節》サンクトペテルブルク 3-2 ベルゴロド

(30-32,25-20,25-16,23-25,15-10)

(現地10/16)

 両チームのエースが壮絶な打ち合いを演じた一戦。サンクトペテルブルクはOHエゴール・クリュカ(ロシア)が6本のサービスエースを含む驚愕の34得点、一方のベルゴロドはOPモハメド・アルハクダディ(モロッコ)が23得点をマークする。クリュカを筆頭に4選手が2桁得点をあげたサンクトペテルブルクが攻撃枚数で上回り、勝利を収めた。

<クリュカ(写真コート奥)とアルハクダディ(同手前)のせめぎ合い>

 

ロシア・スーパーリーグ男子 レギュラーシーズン

==順位表/第3節終了時点==

1 カザン 30(勝ち点9)▲

2 ノヴォシビルスク 30(勝ち点9)▼

3 ケメロヴォ 21(勝ち点7)▲

4 ニジニ・ノヴゴロド 21(勝ち点6)▲

5 サンクトペテルブルク 21(勝ち点5)▲

6 モスクワ 21(勝ち点5)▼

7 レニングラード 21(勝ち点5)▲

8 ベルゴロド 12(勝ち点5)▼

9 ウファ 12(勝ち点3)▼

10 クラスノヤルスク 11(勝ち点2)▲

11 ニジネヴァルトフスク 02(勝ち点1)▼

12 ウレンゴイ 01(勝ち点0)▲

13 オレンブルク 03(勝ち点0)-

14 スルグト 03(勝ち点-) ▼

※勝敗(勝ち点)記号は前節からの推移

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

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