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さくらバレーで活躍したVリーガーたち

山田滉太(福井工大附福井高/現・大分三好)

 さくらバレー(全国私立高等学校男女選手権大会)が3年ぶりに帰ってくる。私立高校の日本一を決める第27回全国私立高等学校男女選手権大会(さくらバレー)が3月22日(火)から25(金)に東京・神奈川の各会場で開催される。新型コロナウイルスの影響で過去2大会が中止となっていたが、密を避けるために出場チームを従来の男女各80チームから今大会は各48チームに削減、感染症対策を実施し、無観客での開催となる。

 

【大会スケジュール】

3月22日(火)代表者会議

      23日(水)予選リーグ

      24日(木)予選トーナメント

      25日(金)準々決勝・準決勝・決勝・閉会式

※準決勝・決勝は毎日新聞さくらバレー2022ウェブサイトにてライブ配信を予定

 

 過去の大会では、現在Vリーグで活躍する多くの選手たちが躍動していた。ここではその一部を写真とともに振り返ってみよう。

 

【男子編】

 

山田滉太(福井工大附福井高→中京大→大分三好ヴァイセアドラー)

第20回大会(2015)で初優勝を果たした福井工大附福井高には、現在、大分三好で活躍する山田が在籍していた。同年の春高ではミドルブロッカーを務めていた山田はこの大会にオポジットとして出場。新3年生として、同学年の吉田綜眞(富士通カワサキレッドスピリッツ)、髙橋結人(サントリーサンバーズ)らとともにチームを支えた。

 

峯村雄大(長野日大高→日本体大→東レアローズ)

東レの峯村雄大は長野日大高3年生時に出場した第17回大会(2012)でエース、キャプテンとしてチームを牽引、初優勝を果たし優秀選手にも選出された。グループ戦最終戦、決勝トーナメント4試合の計5試合でフルセットの熱戦を勝ち上がっての優勝だった。

 

川口太一(星城高→ウルフドッグス名古屋→SAVO VOLLEY→ROTTEN BRUG→ウルフドッグス名古屋)

2012年度、高校三冠を達成した星城高のリベロだった川口は、石川祐希(イタリア・ミラノ)、武智洸史(JTサンダーズ広島)、山﨑貴矢(堺ブレイザーズ)、神谷雄飛(WD名古屋)、中根聡太(星城高監督)らとともに、2013年度最初の大会(この年は4月開催だった)となった第18回さくらバレーで優勝を果たした。その後インターハイ、国体、春高と優勝を続け、六冠を達成している。

 

坂下純也(駿台学園高→筑波大→JT広島)

3年生時の第21回大会(2016)に駿台学園高の主将として出場。村山豪、吉田裕亮らが高校選抜合宿のため不在の中でもチームをまとめ上げ、東亜学園高との東京対決となった決勝を制して優勝した。前年の大会で福井工大附福井高に決勝で敗れ、準優勝に終わった雪辱を遂げた。その後筑波大に進み、現在はJT広島で活躍している。

 

 

 

 

 

【女子編】

 

石川真佑(下北沢成徳高→東レ)

下北沢成徳高の3年時に第23回大会(2018)に臨んだ石川は、準決勝で同年の春高準決勝で対戦している金蘭会高と再戦に敗れた。同学年には野呂加南子、大﨑琴未(ともに東レ)、仁井田桃子(埼玉上尾メディックス)、1学年下には宮地佳乃(ヴィクトリーナ姫路)が在籍していた。その後、夏のインターハイでは同じカードとなった決勝ではリベンジに成功し、優勝している。

 

渡邊真恵(盛岡誠桜高→岡山シーガルズ→PFUブルーキャッツ)

今シーズンPFUに移籍した渡邊は第20回大会(2015)に出場時に、1学年下の佐々木海空(埼玉上尾メディックス)とともに月バレ本誌に登場している。当時のポジションはミドルブロッカーで「後輩も入ってきたので、私がゲームメイクやムードメイクができるように頑張りたいです」と抱負を語っていた。

 

 

曽我啓菜(金蘭会高→NECレッドロケッツ)

第22回大会(2017)で4連覇を達成した金蘭会高の優勝メンバーの一人だったのが当時2年生の曽我だ。同学年には水杉玲奈(東レアローズ)、西川有喜、3年生にはキャプテンを務める林琴奈(ともにJTマーヴェラス)がいた。翌年の大会でも優勝を果たしており、同高はさくらバレー5連覇を達成している。

 

髙相みな実(東京都市大塩尻高→中京大→PFU)

第18回大会(2013)で2年生ながら活躍し、1学年上の窪田美侑(元・日立リヴァーレ)らとともに2連覇を達成していた高相は、3年生エース、キャプテンとして第19回大会(2014)にも出場し3位という成績を残した。当時も身長164cmながら高いジャンプ力と攻撃力を発揮してチームを引っ張っていた。

 

 春の風物詩として戻ってくる、さくらバレー。今大会にもきっと“未来のVリーガー”がいるはずだ。残念ながら無観客での開催となるが、準決勝以降は配信も行われる予定なので、ぜひご注目を。

 

写真/月刊バレーボール

 

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