さくらバレー 古川学園が女子の頂点に 阿部明音、タピア・アロンドラが驚異の得点力
- 高校生
- 2022.03.26

第27回全国私立高等学校男女選手権大会(さくらバレー)は3月25日(金)に、スカイアリーナ座間(神奈川)で大会3日目の男女決勝トーナメント戦が行われ、女子は決勝で金蘭会(大阪)を2-1で下した古川学園(宮城)が第14回大会以来4度目の優勝を飾った。
今年1月の春高で準優勝の古川学園と同3位の金蘭会の決勝。ともにその舞台を戦ったメンバーとほとんど変わらず、新チーム初の全国大会で熱戦を繰り広げた。
第1セット、古川学園は阿部明音、タピア・アロンドラの両ミドブルロッカーが得点を量産。金蘭会のエース上村杏菜、その対角の繁田香春のスパイクで中盤に追い上げを許すが、20-18から阿部の4連続得点などで一気にリードを広げ、セットを先取する。
続く第2セットは新1年生セッター花岡千聡のツーアタックやサービスエースも決まり、序盤は金蘭会がリード。しかし、阿部、タピアを止められず、終盤には古川学園に逆転を許す。先にセットポイントを握られたが、徳本歩未香を中心とした粘り強い守りから攻撃を組み立てると、最後はエース上村のスパイクが光り、逆転で最終第3セットに持ち込んだ。
だが、第3セットも阿部はスパイクだけでなく、連続サービスエースやブロックを決める大活躍。タピアも高い打点から得点を重ね、最後まで主導権を握った古川学園がフルセットを制した。
タピア・アロンドラ(古川学園)
「優勝できてとてもうれしいです。今回、レフトでもスパイクを打ちましたが、あまり練習していなかったので、決まってよかったです。1年間頑張って練習して、優勝できないと、すべてがムダじゃないけど、意味がない。次の春高では絶対に日本一になります」
德本歩未香(金蘭会)
「古川学園の1番(阿部)がよく打つのは最初からわかっていましたが、ブロックも対応しきれず、レシーブもカバーできませんでした。ブロックのタイミングやレシーブの入り方を修正して、そこから点につなげないといけないと感じました」
優秀選手には以下の選手が選ばれた(学年は新年度のもの)。
タピア・アロンドラ(古川学園3年)身長195cm/ミドルブロッカー
阿部明音(古川学園3年)身長173cm/ミドルブロッカー
上村杏菜(金蘭会2年)身長168cm/アウトサイドヒッター
德本歩未香(金蘭会3年)身長152cm/リベロ
古川愛梨(下北沢成徳3年)身長184cm/ミドルブロッカー
池田涼風(三重3年)身長168cm/セッター
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