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尚絅学院大・小田嶋先生の思いを胸に 開幕迫る東北大学秋季リーグ女子

 

 

“尚絅学院のバレー”を貫いた小田嶋監督

 

 伝統的な強豪、東北福祉大(宮城)とともに、東北の大学女子を引っ張る存在が尚絅学院大(宮城)である。昨年末の全日本インカレではベスト8に食い込み、東北学連のシード権を確保した。今年の春季リーグでも優勝を飾り、6月に東京で行われた東日本インカレに乗り込んでいた。

 不慣れな会場ながら、精いっぱい戦う選手たちの肩に喪章が揺れる。実は春季リーグを前に、長年チームを率いた小田嶋充監督はこの世を去っていた。64歳だった。

 

 

大学バレーは年末にかけて勝負のシーズンへ

 元コーチで、跡を継いだ石垣恵理監督は「コロナ禍もあって、あまり公にはしていませんでした」と明かす。昨年から持病の具合がよくなかったこともあって、なかなか練習に出て来られない日が続き、選手たちもあえて深くは聞かずにチームづくりを進めた。そしてとうとう監督が亡くなったのは、春季リーグに向けて練習にも熱の入る4月8日のことだった。

 

「小田嶋先生はずっと“泥臭く”とか“執念”といったことをおっしゃっていました。バレーボール以外でも、感謝の気持ちなど、人間性の部分についていろいろと教えていただきました」。そう振り返ったのは木村佳也乃主将である。東日本インカレでもまさに泥臭くレシーブで粘り、コンビバレーを展開するスタイルで関東の強豪に立ち向かったが、健闘およばず。ベスト16で大会を終えた。

 

 相手の流れになったときの雰囲気や、コート内での会話といった部分が春リーグからのチームの課題だという。「この1年をかけて、小田嶋先生にほんとうにいい報告ができるように、というのがチームのいちばんの目標。ですから全日本インカレ優勝を目指して、頑張りたいと思います」。木村主将の言葉に迷いはなかった。教えを胸に、秋季リーグそして全日本インカレと、負けられない戦いが始まる。

 

 なお東北大学秋季リーグの女子1部は9月24日(土)に開幕。集大成となる全日本インカレは、11月末に控えている。

 

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