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男子は昌平が2年ぶり優勝「自分たちの可能性を信じて」と掛川監督のゲキに応える【春高2023埼玉県予選】

 

 

 第75回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高)の埼玉県予選男女最終日が、サイデン化学アリーナ(さいたま市記念総合体育館/埼玉県さいたま市)で11月13日(日)に行われ、男子は昌平が2年ぶり2回目の本戦出場権を手にした。 

 なお春高本戦は、2023年1月4日(水)~8日(日)に男女とも東京体育館(東京都)で行われる。

 

 

過ごしてきた時間を自信に変えて、最後は磨いてきた守備を発揮した昌平

 

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“粘りのバレー”でストレート勝ち

 

 シーズンを通して苦い思いを味わってきた代が、最後のチャンスをつかみとってみせた。2年ぶりの春高出場の切符をつかんだ昌平の選手たちを最後に押したのは、内に宿った自信だった。

 インターハイを含め、県大会では頂点に届かずにいた今シーズン。掛川厚志監督の目には選手たちが自信を失っているように映った。

 夏を越えて、いざ春高予選を前に掛川監督は「このまま引いてしまったら、また同じ結果になってしまうと思いました」と、普段から選手たちに「とにかく自分たちの可能性を信じなさい」と伝え続けた。日頃の練習ではとにかくレシーブに力を注ぎ、ボールをつなぐ意識を植えつけた。

 

 

「掛川先生から『最後は気持ちだ』と言われてきたので、押し出して戦いました」と①坂本

 

 そうして、培った自信と練習の成果が本番で発揮された。正智深谷との決勝では、「最後まで全員がつなぐ意識を持って、得点につなげた」と掛川監督が話したように、ボールが落ちない。攻撃に転じては、「絶対に春高に行くんだ、と死ぬ気で決めにいきました」と奮起したエースの坂本遼太朗キャプテンが決定的な仕事を果たして、チーム最多17得点をマーク。2年生の鈴木叶太郎や1年生の鈴木美煌ら下級生アタッカーも得点を重ねる。常にムードを高くして走りぬいた末のストレート勝ちに、掛川監督は「あのテンションで体力が持つかな、と思いながら見ていましたが、3-0で終われるであろう力はつけていたので。自信はありました」と目を細めた。

 

 

⑰鈴木(美)も攻守で高い貢献度を示した

 

 県予選をクリアし、「自分たちは常にディフェンスを磨いてきました。ブロックもしっかりと引っ掛けて、レシーブも落ちるかなというボールまでつなぐことができました。春高でも粘りのチームとして戦いたいです」と語る坂本キャプテンの目には自信が。と同時に、セッターの小林佳祐も「いいスパイカーがいるんだぞ、とみんなの名前が知れ渡るくらいに攻撃陣を生かしていきたいです」と意気込む。殻は破った、次はさらなる高みへ。

 

 

第3セット途中から足がつっていたという⑧小林は試合直後に歓喜の涙

 

正智深谷は2年生エース白野大稀が最多27得点

 

 決勝で敗れた正智深谷は、昌平の粘りを前になかなかサイドアウトを奪えず、逆に相手のブレイクを止めることができなかった。それでも活躍が光ったのは2年生エースの白野大稀で、両チーム通して最多27得点をマークした。

 今夏はインターハイの出場権を獲得しながら、コロナ禍を受けて本番では棄権。「さらに春高に行きたいという気持ちが強くなりました」と白野は奮い立ち、コートに立っていた。試合後、「エースとして3年生を勝たせてあげられなかった」と悔しさをにじませたが、「次からの練習で、今の自分たちに足りなかった部分を中心に取り組み、来年はインターハイも春高も行けるようになりたいです」と言葉に力を込めた。

 

 

「チームを勝たせられるスパイカーになりたい」と白野

 

(文・写真/坂口功将〔編集部〕)

 

決勝の結果と最終順位は下記の通り。

 

春高埼玉県予選

■男子決勝結果

昌平 3-0 正智深谷

(25-18, 25-20, 25-20)

 

優勝 昌平

準優勝 正智深谷

 

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