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デフバレーボール日本代表選手がVリーグファイナル会場で大会を告知

 

左からオポジットの高橋選手(180cm)、リベロ坂下選手(163cm)

 

 2025年に東京で開催される、耳が聞こえない人のための国際大会・デフリンピックに出場する、デフバレーボール男子日本代表チームの選手やスタッフが、4月23日に行われたVリーグ男子ファイナルの試合前に、会場の代々木第一体育館(東京)で大会の告知活動を実施した。

 

 

坂下選手は大阪の「すきやねん」に所属。今年2月の第24回ジャパンデフバレーボールカップ川崎大会で優勝を飾った(1番が坂下選手)

 

 大勢の来場者に告知チラシを配ったり、写真撮影に応じたりしていたのは高橋竜一選手と坂下真一選手。村井貴行監督や、手話の長松郁弥通訳らスタッフたちも、一緒になって活動を行った。

 男子の日本代表チームは、世界トップ3と言われるウクライナ、ロシア、トルコといった強豪と対等に戦うにはまだ力が足りない状況。「チームワークが大事になってくるなかで、エネルギーとなる熱い思いを共有し、それを見ている人にも伝えることが課題」と、デフリンピック過去4大会に出場経験のある高橋選手は話す。「魅力を訴えることがなかなか難しい。聴覚障害のバレーボール、といってもルールは一緒ですから。表現力で差別化を図るしかありませんが、そこをもっと強くできれば」と、言葉にエネルギーをこめた。

 坂下選手は「今のチームは粘り強さが増してきています。来年、沖縄で開催される世界選手権、そして2年後の東京デフリンピックに向けて、その点を生かして戦っていきたい。デフリンピックやデフバレーの知名度向上のためにも、メダル獲得を目標にしています」と話した。

「(デフリンピックでは)ボランティアで活動したい」という声もあったとのことで、メンバーは告知活動の成果を感じていたが、大会に向けて今後もこういった活動を続けていくとのこと。

 

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