gv-logo

日本代表応援サイト

男子はインターハイ出場を逃した東福岡高が意地の優勝 女子は東九州龍谷高が7連覇【九州大会レポート】

  • 学生バレー
  • 2023.06.26

 

令和5年度全九州高等学校体育大会第76回全九州高等学校体育大会が6月17日(土)〜18日(日)に別府市総合体育館(大分)ほかで行われた。男子は東福岡高(福岡)が4年ぶり5回目、女子は東九州龍谷高(大分)が7大会連続17回目の優勝を飾った。男女決勝のレポートをお届けする

※優勝歴は新型コロナウイルスの影響で中止になった大会を含む

 

 

エースでキャプテンとしてチームを牽引した葭原(東福岡高)

 

フルセットを制し東福岡高が4年ぶりのV

 

 男子決勝は、インターハイ県予選2位で本戦出場を逃したものの、今大会の準決勝で九州王者の大村工高(長崎)をストレートで下した東福岡高と、5月の九州総合選手権で準優勝だった川内商工高(鹿児島)の対戦となった。

 

 第1セット、川内商工高は東福岡高のエース葭原逢太、松下晃大を徹底的にマーク。エース永田凜郎を中心に多彩で速いコンビバレーを展開し、相手に的を絞らせない。一方、東福岡高は川内商工高の攻めに徐々に対応し、照屋舜、葭原の連続ブロックなどで終盤に逆転する。その後、川内商工高が追いつき、ジュースとなるも、最後は川内商工高のクイックがネットにかかるミス。27−25で東福岡高が第1セットを先取する。

 

 第2セットは両チームのエースの活躍とともに、川内商工高は深田彩太、東福岡高は坪井騰矢の攻撃もさえ渡り、序盤は接戦を繰り広げる。だが、中盤に入ると川内商工高は竹之下脩、小園壱のブロックや山野日雅の攻撃に加え、東福岡のミスも目立ち始め、大きくリード。川内商工高が25−18でセットを奪い、フルセットに持ち込んだ。

 

 両チームともに鍛え上げられた堅い守備と多彩な攻撃により、第3セットは序盤から長いラリーが続いた。だが、東福岡高が序盤の3点のリードを保ってコートチェンジ。流れを変えたい川内商工高は毎床晴琉のサーブで効果的に相手を崩し、中盤で同点に追いつくも、東福岡高は連続ブロックにより再び点差を広げる。このリードを保ったまま、最後は葭原がバックアタックを決め、東福岡高が優勝を飾った。

 

男子の頂点に立った東福岡高

 

1年生の活躍も光った東九州龍谷がストレート勝ち

 

 大会7連覇を狙う東九州龍谷高と、昨年度惜しくも優勝を逃し、リベンジを目指す熊本信愛女学院高(熊本)の対決となった女子決勝。初戦から準決勝まで、両チームとも全試合ストレート勝ちでこの一戦を迎えた。

 

 第1セットは序盤から終盤まで、東九州龍谷高は藤﨑愛梨、熊本信愛女学院高は鹿子木美優の両1年生エースの攻撃でリズムをつくる。しかし、高橋葵や忠願寺風來のブロックなどが光った東九州龍谷高が、第1セットを25-23で先取した。

 

 第2セットも序盤から両チームとも1年生中心の攻撃で中盤まで一進一退の攻防を繰り広げる。中盤以降、東九州龍谷高は速攻で流れを変えたが、熊本信愛女学院高も粘りの守備を見せて食らいついた。しかし、終盤に長いラリーを制した東九州龍谷高が勢いに乗ると、25-22で第2セットも取り、大会7連覇を飾った。

 

 

九州で圧倒的な強さを誇る東九州龍谷高

 

文/大分県高体連バレーボール専門部

写真/前田一星

 

【九州大会男女予選グループ戦・トーナメント表を見にいく】

 

 なお、8月に北海道で行われるインターハイへの出場を決めた九州ブロックのチームは以下の通り。

九州ブロック インターハイ代表校

県名

男子

女子

福岡

福岡大附大濠

福岡女学院

佐賀

佐賀商

佐賀学園

長崎

大村工

純心女

熊本

鎮西

熊本信愛女学院

大分

大分南

東九州龍谷

宮崎

日南振徳

宮崎日大高

鹿児島

川内商工

鹿児島女

沖縄

西原

西原

 

 

【関連記事】

男子は高川学園、女子は就実が頂点に 両校ともインターハイでの活躍にも期待【中国大会レポート】

 

男子は松本国際高が連覇 女子は福井工大附福井が5大会ぶりの優勝【北信越大会レポート】

 

全国私学大会王者の昇陽が2年連続の優勝 エース小山「絶対負けへん。今年は全部勝ちます」【インターハイ大阪予選(男子)】

 

【次ページ】九州大会男女予選グループ戦・トーナメント表

  • 男子日本代表応援サイト2024
  • 女子日本代表応援サイト2024
  • 北海道インターハイ2023
  • NBPオンラインショップ

pagetopbtn