イタリア・セリエA 石川祐希欠場で髙橋藍とネットを挟んでの対決は実現せず
- 海外
- 2023.12.05
チームメートと勝利を喜ぶ石川祐希【Photo:Lega Pallavolo Serie A】
イタリアのバレーボールリーグ、セリエAレギュラーシーズン前半第8節で石川祐希が所属するミラノと、髙橋藍の所属するモンツァが12月4日(月)に対戦。髙橋藍はスタメン出場を果たしたが、石川祐希は腰の痛みのため試合に出場せず、日本代表でチームメートとして戦う2人の対決は実現しなかった。試合はミラノが3-0(25-16,25-18,25-18)で勝利した。
チームによると石川は腰の痛みのためウォームアップから参加せず、ベンチから試合を見つめた。また髙橋は11月26日(日)のピアチェンツァ戦での負傷で8〜10日程度の休養が必要とチームから発表されていたが、回復が間に合いスタメンで出場した。
ネット際でロセルとボールを押し合う髙橋藍【Photo:Lega Pallavolo Serie A】
第1セット、モンツァにミスが続いてミラノがリードを奪う。モンツァはOH髙橋の技ありの軟打などで追い上げ、OHスティーブン・マー(カナダ)のスパイクで同点にするが、ミラノはSパオロ・ポッロ(イタリア)のサービスエース、アグスティン・ロセル(アルゼンチン)のスパイクなどで再び突き放し、セットを奪う。
第2セットは互いにサイドアウトを取り合うが、モンツァにミスが出てミラノがブレイクするとマテイ・カジースキ(ブルガリア)のサービスエースでさらにリードを広げる。11-8の場面でモンツァは、髙橋が自身のサーブで崩して返ってきたボールをバックアタックで決めて追い上げムードをつくる。続くポイントでは髙橋のジャンプトスをマーが決めて1点差に。しかしミラノはモンツァのミスで再びリードを奪うと、セットを連取した。
第3セットは、モンツァのミスでミラノがリード。その後もマッテオ・ピアノ(イタリア)のブロック、オスニエル・メルガレホ(キューバ)のアタックなどでリードを広げて、ストレートで勝利した。
髙橋はアタックでの7得点を記録、アタック決定率は33%、サーブレシーブ返球率56%(内Aパス22%)だった。今回は実現しなかったが、次のミラノとモンツァの対決は、2024年2月14日後半第8節にミラノのホームで予定されている。
ミラノは次戦、ヴェローナと現地時間12月10日(日)20:30【日本時間11日4:30】からアウェーで、モンツァはカターニアと現地時間12月10日(日)16:30【日本時間11日0:30】からアウェーで戦う。
※ポジション表記/OH=アウトサイドヒッター、OP=オポジット、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ
順位 |
チーム |
試合数 |
勝 |
負 |
P |
得S |
失S |
S率 |
P率 |
1 |
ペルージャ |
9 |
8 |
1 |
24 |
26 |
8 |
3,25 |
1,14 |
2 |
トレンティーノ |
8 |
8 |
0 |
22 |
24 |
7 |
3,43 |
1,18 |
3 |
ピアチェンツァ |
8 |
5 |
3 |
17 |
20 |
10 |
2,00 |
1,09 |
4 |
モンツァ |
8 |
5 |
3 |
14 |
16 |
12 |
1,33 |
1,07 |
5 |
ルーベ |
8 |
5 |
3 |
13 |
15 |
13 |
1,15 |
1,00 |
6 |
ミラノ |
8 |
4 |
4 |
13 |
15 |
13 |
1,15 |
1,02 |
7 |
モデナ |
8 |
5 |
3 |
12 |
16 |
17 |
0,94 |
1,00 |
8 |
パドヴァ |
9 |
4 |
5 |
10 |
13 |
21 |
0,62 |
0,92 |
9 |
チステルナ |
8 |
2 |
6 |
7 |
14 |
20 |
0,70 |
0,94 |
10 |
ヴェローナ |
8 |
2 |
6 |
7 |
10 |
20 |
0,50 |
0,94 |
11 |
ターラント |
8 |
0 |
8 |
5 |
12 |
24 |
0,50 |
0,89 |
12 |
カターニア |
8 |
1 |
7 |
3 |
6 |
22 |
0,27 |
0,86 |
※P=ポイント、得S=得セット、失S=失セット、S率=セット率、P率=得点率
※ポイント、勝利数、セット率、得点率の順に高いチームが上位
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