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23-24シーズンは“企画ユニフォーム元年”だった!? Vリーグ男子の斬新デザイン3選〔サントリーサンバーズ〕

  • V1
  • 2024.04.27

 バレーボールのVリーグは2023-24シーズンの全カテゴリー、全日程が終了。次のシーズンに控える新リーグへと移っていく。その23-24シーズンを振り返ると、DIVISION1 MENV1男子)がこれまでには見られなかった取り組みをしていた点が印象的だった。〔第1回:サントリーサンバーズ/全3回〕

 

23-24 V1男子を制したサントリーサンバーズ

 

 

スペシャルユニフォームの採用がスタンダードに

 

 サッカー、野球、近年ではバスケットボールでも。国内、海外を問わず、各国のリーグでは各チームが1シーズンのなかで通常のユニフォーム(大体はホームとアウェーの2種)以外に、イベントや企画に合わせたスペシャルユニフォームを着用するのがスタンダードになっている。

 

 対して、それらと市場規模や文化の違いはあるだろうが、バレーボール界は比較的おとなしめ。レギュラーユニフォームはたいてい2種類で、リベロだけカラーリングやスポンサーをアレンジする、といった具合だ。そして日本のVリーグでは最近になって、ユニフォームの提供先メーカーがホームゲームの冠となって、会場では専用ブースを設置、その試合で選手は特製ユニフォームを着用する、という試みがあった。メーカーのブランドイメージを広く発信したい、という狙いがうかがえる。

 そんなか、23-24シーズンはメーカー主導というよりも、特別企画のもとに仕立てられたユニフォームが見られた。

 

 

サントリーはホームゲームで特別ユニフォームを採用したⓒSUNTORY SUNBIRDS 

 

サントリーはバレンタインデーにピンク色のユニフォームを着用

 

 こうした企画ユニフォームを採用する際、最もスタンダードといえるのが、季節ごとのイベントや行事に沿ったデザインを採用するもの。実際にバレーボールのイタリア・セリエAでは、22/23シーズンにルーベやモデナが“クリスマス仕様”のユニフォームを採用している。世界中の大勢が胸を弾ませるイベントに即したというわけだ。

 

 それと同じように企画ユニフォームを今季、採用したのがサントリーサンバーズ。今年2月10日、11日のホームゲームでは、全体のデザインはレギュラーモデルと同じでありながら、カラーリングを通常の赤色ではなくピンクで仕立てたユニフォーム(special editionユニフォームとチームは表記)を採用した。これはバレンタインデー特別企画のもとに実現したものだ。

 このデザインについて山村宏太監督は「ピンクは恥ずかしさを覚えました」と泣き顔を浮かべたが(自身もピンクのポロシャツを試合時は着用)、「サンバーズの場合は女性のファン層が厚く、そこをターゲットにする企画を通して、それを強固なものにできれば。加えて、例えば一緒に男性を誘ってもらうことで、男性ファンも増やすことにつながればいいなと思います」と期待を寄せていた。

 なお、このユニフォームは選手の実着用品をプレゼントする企画として展開され、ファンにとっては超レアなお宝をゲットする機会となった。

 

【次ページ】ピンクのカラーリング自体は少数派でも、スポーツ界の定番

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