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「2人の顔がよぎるんです」東レ移籍の青柳京古が明かした岩崎こよみと山岸あかねへの思いと“埼玉上尾愛”

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  • 2024.07.08

 バレーボールのSVリーグ女子、東レアローズ滋賀は71日、6名の新加入選手を発表した。そのうちの一人、青柳京古は埼玉上尾メディックスで実に11シーズンを過ごし、これが自身にとって初の移籍となる。すでに退団を表明していた今年5月の第72回黒鷲旗全日本男女選抜大会で、あふれる涙とともに明かした思いがあった。

 

 

青柳京古(あおやぎ・きょうこ/1991年12月16日生まれ/身長182㎝/最高到達点302㎝/長野日大高〔長野〕→愛知学院大→埼玉上尾メディックス→東レアローズ滋賀)

 

 

大学を卒業後、埼玉上尾に入団しチームの成長を支えてきた

 

 試合が終わった瞬間に込み上げたのは、悔しさと同時に安堵に似た感情だった。

 

 今年53日、黒鷲旗の予選グループ戦3日目で埼玉上尾メディックスは2敗目を喫して敗退が決まった。この大会をもって引退、退団する選手も多く、コート上では涙の輪が広がる。青柳もその一人で、チームメートたちと抱擁をかわした。

「もう少し勝てると思っていたんですけどね。大会に勝って、『みんな、それぞれの道で頑張ろう』といきたかったですが…、そううまくはいきませんでした。

 私自身はどんなトスにもアジャストとして得点につなげることが持ち味で、それが今日はできたのですが、昨日までの2試合はできませんでした。力が入ってしまって…、それは新しい感覚でした」

 

 力が入った理由は、ほかでもない自分がわかっている。これが、このチームで戦う最後の大会だったからだ。

「このチームで最後だから、そう思うといつもどおりにプレーができませんでした。自分から『移籍して挑戦したい』と言わせてもらって…」

 そう言うと青柳は20秒ほど、次の言葉をつむぐまでの時間を要した。

「これが引退じゃなくてよかったな、って。仮に引退するとなったら、いいかたちで終わりたいじゃないですか。あ、最後はこういう気持ちになるんだ、と思いましたね」

 まだ現役生活は続く。ゆえに、ほっとした。一方で、強烈な寂しさに襲われた。「あともう少し、このチームでやっていたかった」と。

 

 

黒鷲旗を終えて、仲間と最後の時間を過ごす。ハイタッチ時には仁井田桃子が泣きすがる様子も

 

 

「挑戦したい」という思いに、チームのフロントたちが返した言葉の数々

 

 青柳が明かすに、移籍を考えていたのは56年前からで、しばらくの間、その気持ちを抱えていた。ただし、移籍そのものへの向き合い方は自身の中で、時の経過とともに変化した。

「新しい環境で過ごす、その一つが私にとっては日本代表だったのですが、2024年度はかなわなくて。また、チームでも在籍10年という区切りを迎えることができました。それで、何年も前から持っていた移籍への思いを今年、チームに伝えたんです。

 ただ、移籍を考え始めた当初はネガティブな感覚でいました。このチームから逃げたい、みたいな。でも最終的にはまったく別の、純粋に“挑戦したい”という気持ちでしたね」

 

 そうさせたのは間違いなく、埼玉上尾メディックスというチームの持つ空気だ。

「今のチームは雰囲気がとてもよくて。監督のシゲさん(大久保茂和)も『どんどん挑戦しようよ!!』という雰囲気を出してくれています。それで、私も『知らない世界に挑戦したい』と伝えました」

 

 10年以上、貢献してきた功労者からの打診を、チームは受け止めた。

「しげさんは『一人の友だちとして、めっちゃ応援している』と言ってくれました。それにGMなどフロント側の方々も応援してくれて。『でも、スタッフの立場からはつらいよ』と(笑)

 そうした言葉を受けて、数年前に移籍を考えていたときとはまるで違う感覚を持てましたから。あのときチームを出ていかなくてよかったな、とつくづく思いました」

 

 

2013/14シーズンから埼玉上尾でプレーし、23-24シーズンには通算230試合出場を達成した

 

「ここがああだったね。明日はこうしよう」と言い合える埼玉上尾のスタイル

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