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SVリーグ2024-25

女子日本代表新監督のアクバシュ氏が来日 「ロサンゼルスオリンピックに向けて“強い根”をつくる1年に」

  • 女子日本代表
  • 2025.04.21

 フェルハト・アクバシュ新監督

 

 

 女子日本代表の監督に就任したフェルハト・アクバシュ氏が4月20日にトルコから来日し、羽田空港での会見に臨んだ。

 

 アクバシュ監督は201718年に女子日本代表コーチを務め、2017年アジア選手権優勝、2018年世界選手権6位の成績にも寄与。2021年からはトルコリーグでエジザジュバシュ・ダイナビットの監督を務め、2022年にはヨーロッパ各国の強豪クラブチームが一堂に集うCEVカップ優勝、2023年にはクラブ世界選手権優勝の成績を収めている。

 

 7年ぶりの女子日本代表スタッフ復帰、そして指揮官就任に際しアクバシュ監督は開口一番、「とても名誉に感じています。偉大な結果を残せるよう頑張りたい」と語った。

 

 

来日直後の羽田空港で、記者の質問に対して丁寧に対応するアクバシュ監督

 

 

 4月10日には今年の登録メンバー34名が発表された。高校卒業後間もない若手から、オリンピック出場経験のあるベテランまで、幅広い層で構成されているが、さまざまな映像やコーチングスタッフの意見をもとにアクバシュ監督オリジナルのストロングリストを作成し選考。ヨーロッパで活動している何人かの選手については、すでに実際のプレーを見たうえで会話も交わし、今後はSVリーグのチャンピオンシップにも足を運び、プレーに対する精神面の熱量などを確認しながら、5月からの本格的な代表活動に結び付けてゆく意向だ。

 

 またアクバシュ監督は、今回の登録メンバー34人については、ACまで3つのチームに分けて活動していく予定だと語った。Aチームは海外遠征、Bチームは東京に残って練習、またCチームは基本的には自身のクラブで練習やトレーニングを続け、AまたはBチームの選手がコンディション不良となった場合の交代要員として備えるほか、著しい成長が見られた場合には昇格などもあるという。そうしたことを踏まえてアクバシュ監督は、「(2028年のロサンゼルスオリンピックに向けて)今年は“強い根”を作ってゆくシーズンにしたいと思っています。若い選手を無理に起用したり、あるいはベテラン選手を控えに回したりすることなくやっていきたい」とし、その過程において、現在は未定となっているキャプテンについても「中心となっていく選手も必要」と、適性を見極めたうえで決定する意向を示した。

 

 

2028年のロサンゼルスオリンピックに向けて強い意欲を見せたアクバシュ監督

 

 

 来年には、ロサンゼルスオリンピックの出場権獲得にもつながるアジア選手権が控えている。「日本の弱みとしてはアタックが挙げられます。一方、強みであるのはスピード。そうしたことも踏まえて総合力を上げていきたい」と語り、2028年に集大成を発揮できるよう、幾つかピークの時期を設けながらのチームづくりに臨む。

 

文・写真/村山純一(月刊バレーボール)

 

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