バレーボールネーションズリーグ(VNL)2025男子予選ラウンド第2週ブルガリア大会の2日目、日本(FIVBランキング6位)は、現地6月26日(木)にフランス(同2位)と対戦し、3-2で勝利した。
第2週大会の初戦を落として通算3勝2敗となった日本は、同じく3勝2敗のフランスと対戦。両チームは前回大会の予選ラウンドと決勝で2度対戦しており、予選ラウンドではセットカウント0-2から逆転勝利を収めたが、決勝では1-3で敗れていた。ブルガリア戦から大塚達宣、村山豪、永露元稀に代えて富田将馬、エバデダンラリー、大宅真樹をスタメン起用して試合に臨んだ。
第1セットは序盤から宮浦健人を中心に得点を重ねたが、フランスも離れずサイドアウトを取り合う展開が続いた。終盤に、リリーフサーバー山崎彰都のサーブから富田がバックアタックを決めて抜け出した日本が、セットを先取した。
第2セットは、序盤に連続失点を喫してフランスに先行されるも、エバデダンの速攻や甲斐優斗のスパイクで得点を重ねる。中盤に再び連続失点を喫して点差を広げられたところで西山大翔と永露を2枚替えで投入。甲斐や山崎のサービスエースなどで追い上げるも及ばず、セットを落とした。
第3セットは中盤、フランスに連続得点を奪われて追う展開。途中出場の三輪大将のブロックや宮浦の連続サービスエースで点差を詰めたが、このセットも奪われた。
第4セット、あとがなくなった日本は大塚のスパイクや村山のサービスエースなどで先行する。中盤には、フランスの強烈なスパイクを小川智大がレシーブでつなぎ、そのボールを宮浦が決めきってブレイクするなど、さらにリードを広げて流れを渡さなかった日本が、このセットを奪い返した。
迎えた最終セットは序盤に宮浦のスパイク、大塚のブロックでブレイクを重ねてリードを奪う。中盤には互いに粘り強くつないだ長いラリーから大宅真樹がダイレクトスパイクを決めてブレイクするなど、優位に試合を進め、最後は宮浦がサービスエースを決めてフルセットの接戦に決着をつけた。
VNLは今大会から男女それぞれ出場チームが16から18に、予選ラウンドの開催都市が各週2から3へと変更されて行われる。男女各18チームがそれぞれ3週間にわたり世界各国で予選ラウンドを行い、8チームによる決勝ラウンドで優勝を争う。
■ネーションズリーグ2025男子予選ラウンド
第2週ブルガリア大会
日本(FIVBランキング6位) 3-2 フランス(同2位)
(25-22、19-25、22-25、25-20、15-11)
■日本の第1セットスターティングメンバー
大宅、甲斐、佐藤、宮浦、富田、エバデダン、リベロ小川
■日本のトップスコアラー(上位4人)
宮浦 23得点(アタック18得点、ブロック1得点、サーブ4得点)
大塚 10得点(アタック9得点、ブロック1得点)
甲斐 8得点(アタック7得点、サーブ1得点)
山崎 8得点(アタック6得点、サーブ2得点)
■日本の次戦(予選ラウンド第7戦)
6月27日(金)15:00(日本時間21:00)
対戦相手:ウクライナ(FIVBランキング13位)
■次戦のテレビ放送、配信予定(日本時間)
BS-TBS 6/27(金)20:59〜
U-NEXT 6/27(金)20:40〜
※記事内のFIVBランキングはすべて日本の試合前のもの
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