「日本戦だけではない」観戦のススメ VNL千葉大会を(お得に)楽しむポイント
- 海外
- 2025.06.19
世界トップレベルのプレーを間近で観戦できる【Photo:Volleyball World】
外国戦のチケットは日本戦の1/10で購入可能
男女日本代表の公式戦が日本で観戦できる貴重なチャンス、買取大吉 バレーボールネーションズリーグ(VNL)2025 千葉大会は7月9日(水)に女子の試合からスタートする。今回は2週間で男女各12チームが登場し、日本戦8試合(男女各4試合)を含む全24試合が行われるが、すでに日本戦のチケットはほぼ売り切れているのが現状である。
では、チケットが取れなかった方は今大会を楽しめないのか? そんなことはないはず。実は昨年より、「日本戦」と「日本戦以外」のチケットは別々に扱われており、「日本戦以外」のチケットはお財布に優しい価格設定となっている。
今回、千葉大会における「日本戦以外」のチケットは、例えば前2列を除く「アリーナ自由席」なら3,000円(子ども2,000円)。スタンド自由席なら1,500円(子ども500円)で購入できる(すべて男女共通。子ども=高校生以下)。これは、座席によっては日本戦の1/10を下回るケースも。また場合によるが、チケット入手の困難さにはそれ以上の差があるかもしれない。
そして実は「日本戦以外」の試合は、2試合行われる日も複数設定されている。この機会にぜひ、海外戦の観戦を検討してみてはいかがだろうか。
アメリカ代表【Photo:Volleyball World】
海外勢どうしの対戦の見どころは?
現在、VNLは予選ラウンド第2週が始まっているが、開幕前に予想されたとおり、今回は多くの強豪が新しい戦力を積極的にコートへ送り込んでいる。2028年のロサンゼルスオリンピックへ向けた第一歩となる今大会で、3年後にキーマンとなっている、そんな選手の活躍を目撃することになる可能性は決して少なくないだろう。
第1週を終えて、当然ながらコンビネーションの精度や前後の連係は向上しており、メンバーの入れ替わりがあるなかでも、チャンスをものにするべく、選手たちは全力をぶつけ合っている。千葉大会は男女とも予選ラウンドの最終週(第3週)で、ファイナルラウンドへの進出争いが激化(降格を免れるために、下位チームも気が抜けない)。そこでパフォーマンスのレベルは全体的に「伸び盛り」、すなわち現段階での「世界トップレベル」を体感するために、千葉大会は格好のステージの一つと言えるだろう。
<参考:パリオリンピックでの成績(千葉大会出場チーム)>
■女子(日本は9位)
ブラジル:3位
ポーランド:6位
フランス:11位
韓国:予選敗退
ブルガリア:予選敗退
■男子(日本は7位)
アメリカ:3位
ドイツ:6位
ブラジル:8位
アルゼンチン:11位
トルコ:予選敗退
ブラジル代表【Photo:Volleyball World】
海外戦チケットの導入でいくつかの問題が解決
以前の観戦チケットは基本的に「1日通し券」で、例えば日本戦のある日はチケットが完売なのに、日本戦以外はガラガラという光景が常態化していた。母国の試合を見たい外国人や、選手の家族が希望のチケットを入手できなかったり、高額・高倍率の争奪戦を勝ち抜く必要があったりしたため、観戦をあきらめる人も少なくなかったという。しかし昨年から「日本戦」と「日本戦以外」を分けて、観客を入れ替えることで多くの問題が解決。日本戦以外の試合を見たいファンの声に応えると同時に、ガラガラだった外国戦の会場が盛り上がっていたことは、福岡大会で経験済みの方も多いに違いない。この取り組みは、国際的にも高く評価されている。
日本戦はゆったりと配信・放送で楽しむのもよし。その時間帯ならオフィシャルグッズ売り場の混雑も避けられるなど、海外戦を楽しむことで得られるメリットはほかにもあるはず。昨年好評だった「ファンゾーン」でタイミングが合えば、海外チームの選手はもちろん、日本代表選手を生で見られるチャンスも! 進化するVNLにおいては今回も、会場周辺の熱気&期待度は相当に高いと考えてまちがいなさそうである。
海外戦に興味の沸いたファンは、大会オフィシャルサイトからチケット情報をチェック。はるばる日本にやってきた選手たちに、ぜひ温かい声援を送ってみては。
https://www.live-link.life/online/vnl2025
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