バレーボールネーションズリーグ(VNL)2025男子予選ラウンド第2週ブルガリア大会の3日目、日本(FIVBランキング6位)は、現地6月27日(金)にウクライナ(同13位)と対戦し、2-3で敗れた。
フランス戦で逆転勝利を飾り通算4勝2敗とした日本は、ここまで3勝3敗のウクライナと対戦。両チームはこれまで対戦したことがなかった。フランス戦から富田将馬、甲斐優斗、エバデダンラリーに代えて大塚達宣、山崎彰都、三輪大将をスタメン起用して試合に臨んだ。
第1セットの序盤は競り合う展開が続いたが、中盤に大宅真樹のサーブから宮浦健人のブロックと相手をよく見た軟打で連続得点を奪い、日本がリードを広げた。しかし、ウクライナに粘られて終盤に追いつかれ、先にセットポイントに到達される。それでもジュースに持ち込むと、宮浦が連続でスパイクを決めきりセットを先取した。
第2セットは、中盤に相手のサービスエースやブロックなどで連続失点を喫してウクライナに大きくリードされる。日本は永露元稀、西山大翔、富田を投入するなど積極的な選手起用で流れを変えようと試みるが、逆転には至らずこのセットを落とした。
第3セットは序盤にミスが重なり、ブレイクを許してウクライナに主導権を握られると、中盤にもサービスエースを奪われるなどしてさらにリードを広げられ、このセットも落とした。
第4セット、あとがなくなった日本は大幅にメンバーを入れ替えてこのセットに臨んだ。立ち上がりは連続失点を喫してウクライナに先行されるも、西山の連続サービスエースで同点に追いつく。そのあとは互いに譲らずサイドアウトを取り合う展開から、最後はエバデダンの連続ブロックでセットを奪い返した。
迎えた最終セット、中盤に連続失点を喫しウクライナにリードされたものの、エバデダンのブロックで同点に追いつく。その後は一進一退の展開となったが、最後はウクライナに押しきられて敗れた。
VNLは今大会から男女それぞれ出場チームが16から18に、予選ラウンドの開催都市が各週2から3へと変更されて行われる。男女各18チームがそれぞれ3週間にわたり世界各国で予選ラウンドを行い、8チームによる決勝ラウンドで優勝を争う。
■ネーションズリーグ2025男子予選ラウンド
第2週ブルガリア大会
日本(FIVBランキング6位) 2-3 ウクライナ(同13位)
(26-24、17-25、18-25、25-22、13-15)
■日本の第1セットスターティングメンバー
三輪、大宅、山崎、佐藤、宮浦、大塚、リベロ小川
■日本のトップスコアラー(上位3人)
大塚 14得点(アタック14得点)
宮浦 11得点(アタック10得点、ブロック1得点)
山崎 10得点(アタック10得点)
■日本の次戦(予選ラウンド第8戦)
6月29日(日)12:00(日本時間18:00)
対戦相手:スロベニア(FIVBランキング4位)
■次戦のテレビ放送、配信予定(日本時間)
BS-TBS 6/29(日)21:00〜
U-NEXT 6/29(日)17:40〜
※記事内のFIVBランキングはすべて日本の試合前のもの
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