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気持ちを切り替えてインターハイへ U19女子日本代表 馬場柚希×忠願寺莉桜

特に攻撃面で日本に欠かせない活躍を見せた。左が忠願寺、右が馬場

特に攻撃面で日本に欠かせない活躍を見せた。左が忠願寺、右が馬場

 

 

女子U19世界選手権(セルビア、クロアチア)において、U19女子日本代表は最終戦でブラジルに勝利し7位で大会を終了。ベストサーバー部門で同率2位の成績を残した馬場柚希(金蘭会高3年)と、ベストスコアラー部門&ベストアタッカー部門で1位だった忠願寺莉桜(東九州龍谷高2年)による、帰国時の対談をお届けする

 

世界での経験を岡山へ

インターハイでも注目の2

 

――大会を終えての感想を聞かせてください

馬場 今回の大会を通して、自分がこれから、今からやるべきことが明確にわかったと思います。あらためて、シニアに行くために自分が今、何をすべきなのかをいろいろな面で知ることができたので、学校に帰ってもそこを継続できるようにしたいです。

 

忠願寺 いいスタッフ、いい仲間に恵まれてバレーボールができましたし、それは当たり前じゃないな、ということに気づかされました。自分が世界で通用することもあれば、まだまだ通用しないこともある、ということが明確になったので、これからに生かしていきたいと思います。

 

――お互いのプレーについて。馬場さんのサーブはいかがでしたか?

忠願寺 自分と一緒の(ジャンプ)サーブなので、毎回いい刺激をもらっていると思います。

 

――では忠願寺選手のスパイクは?

馬場 どんなときでも強気で打っているので、そこは自分も見習うべきだなと思います。そのプレーを見て、自分も頑張ろうと試合の中でも思わされることがあったので、そこは(横目)。

 

忠願寺 (笑)

 

馬場 感謝しているところというか、ね。

 

――世界選手権での収穫はどういう部分でしたか?

馬場 自分としてはオフェンスをもうちょっと頑張りたいなと思いました。ブロックが、やはり世界はアジアと比べても、全然高いよね。だから、それを実感できたのは今回よかったところですし、そのブロックに対しての決め方をもっと学べたらなと思いました。

 

忠願寺 自分は勝負どころでトスが集まってくる場面が多かったのですが、そこでやはり決め切ることができなかったというのが今大会でのいちばんの反省です。強い気持ち、メンタルをこれからもっとつくっていくことと、あとブロックの利用のしかたを、もっとこれから(磨きたい)。海外でしか高いブロックは経験できないのですが、日本でもそういう想定を持った練習をしていきたいと思います。

 

――大会で印象的だったことは?

馬場 印象的?

 

忠願寺 最後の試合じゃない? 今まででいちばんいい試合ができました。チーム的にも個人的にも、今まででいちばんいいチームワークとパフォーマンスを出せたと感じました。

 

馬場 私生活では、日に日に仲よくなっていったよね。それで結構、試合の中でもお互いに支え合う場面が増えてきて、やりやすいチームをつくれていたかなと思います。

 

忠願寺 あとスタッフの皆さんは、どんな自分たちでも受け入れてくれました。だからこそいっぱい失敗もできるし、とにかく、とてもやりやすい雰囲気をつくってくれていました。

 

馬場 トライしやすいよね。

 

――最後に、岡山で始まるインターハイへの思いをお願いします

馬場 まず、こうやって世界選手権に出してもらえていることも当たり前ではないから、そこはチームのみんなにもそうですし、池条先生(義則監督)や林先生(寛二コーチ)も含めて感謝をして、それをコートの中で表現できるように頑張ります。日本一を取ります。

 

忠願寺 勝ち負けにはとてもこだわるのですが、自分が今、世界大会で得たものをしっかり出せるように。それがやはりシニアにもつながってくると思うので、習ってきたことを100%常に出せるよう、インターハイに向けてまた気持ちを切り替えてやっていきたいと思います。

 

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