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昨季準優勝のNECレッドロケッツ川崎が壮行会を開催 山田二千華キャプテン「心強いメンバーを一つに」

2025-26シーズンを戦うNEC川崎の19選手全員が壮行会に参加

 大同生命SV.LEAGUE10月より2シーズン目を迎える。開幕が迫るなか、昨シーズンの女子で準優勝のNECレッドロケッツ川崎が、壮行会「~LIFT OFF!発射式~」を927日に川崎ルフロン(神奈川)で行った。新キャプテンを務める、女子日本代表の山田二千華ら19選手全員と、昨季までAstemoリヴァーレ茨城で指揮を執った中谷宏大新監督らスタッフも登場。詰めかけたファンとともに、1011日(土)に東急ドレッセとどろきアリーナ(神奈川)で開催されるSAGA久光スプリングスとの開幕戦に向けて勢いをつけた。

 

 

2025-26シーズンを戦うNEC川崎の19選手全員が壮行会に参加

 

 

 開始1時間前から、1階のスペースだけでなく2階のコンコースも埋め尽くすほどの人が集まった。その人数は昨年の同イベントの数倍におよぶ。山田キャプテンは「ネーションズリーグ(VNL)や世界選手権も含めて、ほんとうにたくさんの方にいろいろな影響を与えられたことが実感できた」と笑顔を見せつつ、「まずやるべきことは、バレーボールを皆さんにお届けすること。たくさんの方に来ていただいた分、試合でしっかり結果を出せるよういい準備をしていきたい」と気を引き締めた。選手たちや中谷監督はレッドカーペットが敷かれたステージ横、階段上から登場。各選手がオリジナルのポーズを見せ、同学年アウトサイドヒッターの佐藤淑乃と佐々木遥子、和田由紀子ら3選手は『ハイキュー‼』内のポーズを披露した。イベントでは今シーズンのプロモーションビデオのお披露目や、昨シーズンのトップスコアラーであるシルビア・チネロ・ヌワカロールと、ジョバンナ・ミラナ・デイの新加入両選手の紹介、さらには登場した全選手の意気込みなど、豪華な内容でファンを盛り上げた。

 

 

笑顔を見せながら『ハイキュー‼』内のポーズをする佐藤

 

 NEC川崎には今年のVNLと世界選手権で活躍した日本代表が多くそろう。得点源の佐藤と和田、正確かつ大胆なトスワークを見せる中川つかさ、そして2大会連続でオリンピックを経験し、今シーズンからキャプテンを務める山田がチームの顔だ。山田は豊橋中央高(愛知)時代以来のキャプテン就任。「伝統あるチームのキャプテンになることはほんとうにありがたい」と話し、今シーズンに関しては「心強いメンバーがそろっているので、この力をうまく一つにしていけるかが鍵になる。最後まで頂点を目指し、チームをどう勝たせるかという意識を一人一人に持たせながら自分自身も成長して、シーズンを戦い切りたい」と強い覚悟で臨む。

 

 

中谷監督は「勝てる戦術を毎日考えて選手と同じように成長したい」と語った

 

 

 王座奪還に燃えるチームを率いる中谷監督はこの夏、全体的な底上げを図った。なかでも、日本代表として韓国で行われた招待試合に参加した廣田あいの名前を挙げ、「A代表にも入れるものがある。アウトサイドヒッター陣は競争が激しいので、そこに食い込んで結果を出すことを求めたい」と期待を込めた。昨シーズン同様に高い攻撃力を武器として、2シーズンぶりの頂点へ。まずはセミファイナルで激闘を演じたSAGA久光との開幕戦に向け、準備は万端だ。

 

 

多くのファンが壮行会に集まり、選手やスタッフに熱い声援を送った

 

文・写真/廣田充則(編集部)

 

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