
令和7年度天皇杯・皇后杯 JVA全日本バレーボール選手権大会ファイナルラウンドは、男女トーナメント2回戦の計16試合(男女各8試合)が12月12日(金)に東京体育館(東京都)で行われた。
男子はインターハイと国スポを制した鎭西高が、Vリーグ(西地区)で首位に立つ(12月7日終了時点)ヴィアティン三重と対戦。鎭西高は第1セットを落としたものの、第2セットを奪い返すと、その勢いのまま第3、第4セットも連取し、逆転で3回戦進出を決めた。
全日本インカレ3位の近畿大は、Vリーグ東地区1位(12月7日終了時点)の北海道イエロースターズと対戦。近畿大は第1セットの30点を超える接戦を制し、第2セットも連取して勝利に王手をかけた。しかし、そこから北海道YSが巻き返し、第3、第4セットを連取して試合はフルセットに。最終セットも終盤まで競り合ったが、最後は近畿大が振り切って3回戦へと勝ち進んだ。
そのほか、全日本インカレを制した早稲田大を下したアイシンティルマーレ碧南に加えて、大阪産大、福岡大、福山平成大の大学勢などが勝ち上がった。
女子は2回戦からSVリーグ勢が登場し、グリーンウイングス群馬が全日本インカレ3位の明海大と対戦。第1セットを奪って流れを引き寄せた群馬は、第2、第3セットも連取し、ストレート勝ちで3回戦進出を決めた。
PFUブルーキャッツ石川かほくと、東日本インカレ準優勝の東海大との対戦は接戦に。PFUが第1、第2セットを連取してリードを奪ったが、東海大が粘りを見せて第3、第4セットを奪い返す。最終セットはPFUが制して3回戦へと駒を進めた。
同じくフルセットの競戦を制したアランマーレ山形とブレス浜松のほか、ルートインホテルズ信州ブリリアントアリーズや岡山シーガルズもそれぞれ2回戦を勝ち抜いた。
ファイナルラウンドは各ブロックラウンドを勝ち上がった男女各16チームに、2025-26 SVリーグに所属する(男子9、女子14)チームを加え、男子計25チーム、女子計30チームがトーナメントによって優勝を争うことになる。
※大阪ブルテオンは12月16日(火)からブラジルで開催される2025男子世界クラブ選手権に出場するため、今大会の出場を辞退
試合結果は下記の通り。
【12月12日(金)ファイナルラウンドトーナメント2回戦】
会場:東京体育館(東京)
<男子>
[Bコート]
■第1試合
大阪産大 3-1 長野☆GaRons
(25-20、25-21、23-25、27-25)
■第2試合
ヴォレアス北海道 3-0 筑波大
(25-21、25-17、25-20)
■第3試合
近畿大 3-2 北海道イエロースターズ
(32-30、25-21、18-25、17-25、15-12)
■第4試合
福岡大 3-1 東北高
(25-23、23-25、25-20、31-29)
[Cコート]
■第1試合
Reve’s栃木 3-2 京都産大
(25-19、22-25、22-25、25-19、15-9)
■第2試合
鎮西高 3-1 ヴィアティン三重
(22-25、25-18、25-20、25-20)
■第3試合
アイシンティルマーレ碧南 3-1 早稲田大
(26-24、25-23、22-25、25-23)
■第4試合
福山平成大 3-1 つくばユナイテッドSunGAIA
(34-32、23-25、25-22、25-23)
<女子>
[Aコート]
■第1試合
ルートインホテルズ信州ブリリアントアリーズ 3-1 関西大
(20-25、25-10、25-19、25-16)
■第2試合
クインシーズ刈谷 3-0 日本体大
(25-16、25-16、26-24)
■第3試合
KUROBEアクアフェアリーズ 3-0 広島オイラーズ
(25-8、25-12、25-13)
■第4試合
アランマーレ山形 3-2 フォレストリーヴズ熊本
(18-25、26-24、25-20、23-25、15-13)
[Dコート]
■第1試合
群馬グリーンウイングス 3-0 明海大
(25-19、25-18、25-20)
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