
2025男子世界クラブ選手権にアジア代表として出場していたSVリーグの大阪ブルテオンは、ブラジルのベレンにて現地12月21日(日)に決勝でシル・シコマ・モニーニ・ペルージャ(イタリア)と対戦し、0-3で敗れたが、日本勢初の準優勝に輝いた。
準決勝でサビエルチェ(ポーランド)をストレート下して決勝に駒を進めた大阪ブルテオンは、同じく準決勝でヴォレイ・レナタ(ブラジル)にストレート勝ちして勝ち上がったペルージャと対戦。両チームは予選ラウンドで対戦しており、大阪Bは勝利目前まで迫ったものの、フルセットにもつれる接戦の末に敗れていた。
第1セットは序盤から競り合う展開となったが、中盤に抜け出したペルージャに先取を許すと、第2セットもペルージャが先行する展開に。大阪Bも引き離されずに食らいついたが、逆転には至らず連取を許した。第3セット、あとがなくなった大阪Bは甲斐優斗をスタメンに起用。エバデダンラリーのブロックやミゲル・ロペスのスパイクなどで得点を重ねて先行し、ペルージャに点差を詰められながらも先にセットポイントに到達。しかし、そこから粘りを見せたペルージャに追いつかれてジュースにもつれ込むと、最後は押しきられて敗れた。大阪Bは惜しくも優勝には届かなかったが、日本勢初の銀メダルを獲得した。
3度目の優勝を飾ったペルージャには男子日本代表主将の石川祐希が所属しているが、この試合では出場しなかった。
大会終了に伴い個人賞が発表され、大阪Bからはミゲル・ロペスがベストアウトサイドヒッター、山本智大がベストリベロに選出された。MVPは、ベストセッターにも選出されたイタリアのシモーネ・ジャネッリが獲得した。
■男子世界クラブ選手権
決勝
大阪ブルテオン(アジア代表)0-3 シル・シコマ・モニーニ・ペルージャ(ヨーロッパ代表)
(20-25、21-25、27-29)
■大阪ブルテオンの第1セットスターティングメンバー
西田、ロペス、彭、ブリザール、富田、エバデダン、リベロ山本
■日本のトップスコアラー(上位3人)
西田 14得点(アタック14得点)
エバデダン 10得点(アタック8得点、ブロック2得点)
ロペス 10得点(アタック8得点、ブロック1得点、サーブ1得点)
■男子世界クラブ選手権 大阪Bがザビエルチェをストレートで下し決勝進出 決勝はクラブ世界一を懸けてペルージャと再戦
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■男子世界クラブ選手権 大阪Bはペルージャにフルセットで惜敗
■男子世界クラブ選手権が開幕 大阪Bはクルゼイロをストレートで下し白星スタート
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