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「ほんとうにボコボコにやられた」大阪B戦を経て飛躍の後半戦へ 水町泰杜(WD名古屋)「成長するところしかない」

スパイクを放つ水町泰杜(左)。アントワーヌ・ブリザールら相手ブロックに阻まれるシーンが目立った

「エムット presents SV.LEAGUE ALL STAR GAMES 2025-26 KOBE」が131日(土)、21日(日)に行われ、大同生命SVリーグは27日(土)から後半戦に突入する。男子のウルフドッグス名古屋は、125日(日)の大阪ブルテオン戦に敗れて6連敗。4位からの浮上を目指して、水町泰杜が思いを語った

 

 

スパイクを放つ水町泰杜(左)。アントワーヌ・ブリザールら相手ブロックに阻まれるシーンが目立った

 

 

相手ブロックに苦しみ

2戦ともに途中交代

 

 大阪Bのファンたちが「ベストブルテオン賞」の発表を待つなか、WD名古屋の選手たちが厳しい表情で引き上げる。ミックスゾーンに姿を現し、この日の総括を求められた水町は、「ん-」と5秒ほど考えながら、怒りにも似た自らへの思いを口にした。

「その日の100%を出すところがまずできていなかったというところと、同じミスの繰り返しで成長がないというか。いい経験ができるチャンスだったけど、自分でつかみ取れなかったと思います」

 

 いつもは明るい水町の表情が、この日は晴れなかった。アタック決定率18.2%11打数)に終わり、第3セット以降はベンチに退いたGAME11-3で敗戦)に続き、GAME2もスタメン出場。だが、リーグ屈指のディフェンス力を誇る大阪Bの前に、なかなか突破口を見いだせない。「一対一の駆け引きがうまい。しっかりと手が前に出てくるので、ほんとうにコースを囲われている印象」という身長196㎝のアントワーヌ・ブリザールにはブロックを浴び、リバウンドを狙いにいけば、そのボールをはたき落とされた。

「練習してきたことが出せず、アグレッシブに取りにいくというよりは、置きにいって、しかたがなく(リバウンドを)取ることが多かったです。後手後手になってしまったと思います」

 

 1-2で迎えた第4セットは、序盤に2本の被ブロック。4-11となったところで山崎彰都と交代を命じられ、敗戦のときはコートの外から見届けた。この日もアタック決定率は21.4%28打数)と苦しみ、チームは6連敗。トンネルの出口が見えないまま、1311敗の4位で前半戦を終えた。

「ブリザール選手や(サントリーのドミトリー・)ムセルスキー選手たちに対しても点を取っていかないと、今日みたいな試合になります。攻撃が(宮浦)健人さんの1枚になってしまうので、自分がその役割を担わないといけません。自分しだいでゲーム展開が変わるというか、もっと頑張らないと、と思います」

 

より自覚を強くした

2年目のシーズン

 

 オポジットのニミル・アブデルアジズから薫陶を受けながら、伸び伸びとプレーしたルーキーイヤー。そのニミルがチームを去り、ベテランの近裕崇らもユニフォームを脱いだ。だからこそ、「アップダウンが激しい展開になるときもあるけど、そこを引き締めて同じ方向を向いていけるように。そういう選手にならないと、と思います」と覚悟する。GAME2は「自分のプレーに気がいって、チームを鼓舞するところも足りていなかった。足りないものだらけの試合だったと思います」と痛感したが、最後には上を向いた。

「でも、こういう経験を糧に強くなっていかないといけないので、ポジティブにとらえていきたいです。この2日間でほんとうにボコボコにやられてしまって、成長するところしかないと思います。自分がよくなれば健人さんの負担も減ると思うし、そこを自分がやらないと。自分がもっと自覚を持ってやっていきたいです」

 

 

オールスターゲームで笑顔を見せる⑫水町。⑩山内晶大(大阪B)、同学年の⑫髙橋藍(サントリー)らと同じコートに立ち、特別な試合を楽しんだ

 

 

 その翌週に行われたオールスターゲームには、最多得票を集めて出場。「TEAM TAITO」のキャプテンとして、スター選手がそろう華やかな舞台でも視線を集めた。今週末のヴォレアス戦から再開する後半戦でも、持ち前の輝きを放つ。

 

文/田中風太(編集部)

写真/山岡邦彦(NBP

 

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