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東山高が春高の優勝祝賀会を行う 出席した髙橋藍からは選手へニューシューズをプレゼント

SVリーグで活躍するOBたちもお祝いに駆けつけた

「東山高等学校バレーボール部 春の高校バレー 第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会 優勝祝賀会」が2月22日(日)に京都市内のホテルで行われた。6年ぶり2回目の優勝の喜びを、多くの参加者とわかち合った

 

 

SVリーグで活躍するOBたちもお祝いに駆けつけた

 

 

ターニングポイントとなった

国スポの敗戦

 

 髙橋藍(サントリー)、中島健斗(VC長野)らを擁して初優勝を飾った2019年度以来の日本一。拍手に包まれて登壇した選手、スタッフ陣を代表して、まずは豊田充浩監督がマイクを握った。総監督から4年ぶりに監督に復帰し、伝統の守備力を磨いてきた1年。昨年のインターハイは2回戦で駿台学園高(東京)に敗れ、続く国スポでは決勝まで勝ち上がったが、熊本県(鎮西高単独チーム)に第5セット3-8から試合をひっくり返された。インターハイ王者の執念を感じさせられた、ターニングポイントになる一戦だった。

「10点開いていようが、15点開いていようが、ゲームセットまで試合をやり通すことを、あらためて感じさせてもらった試合でした」(豊田監督)

 

「打倒・鎮西高」を掲げ、春高府予選、そして本戦に向けてさらに守備への意識を高めていく。指揮官は「小川(峻宗)コーチも鍼治療をしながら頑張って(強打を)打ちまくってくれました。私も打ちたいところですが、ここにいる教え子たちを鍛えまくった結果、その怨念が私の右肩に乗っていまして。ドクターストップということで、残念ながら打てません」と笑ったが、その成果は3年ぶりのオレンジコートで発揮された。

 

 リベンジマッチとなった準々決勝の鎮西高戦では、粘り強い守りから多彩な攻撃を展開し、ストレート勝ち。厳しいトーナメントも、決勝の清風高(大阪)以外はセットを落とさなかった。

「中西(煌生)キャプテン、山上(晴太郎)副キャプテンを中心に、自立していく選手、チームがどんどんでき上がっていきました。自分のチームの選手を見ていて、ほんとうに頼もしい選手だなと、ベンチで感動しながら試合を見ていました」

 春高史に残る激闘を振り返る指揮官の言葉には、力がこもった。

 

 

シューズをプレゼントした髙橋藍(右は小澤風雅)

 

 

 さまざまな時代を彩ったOBが駆けつけるなか、SVリーグの選手では富田将馬(大阪B)、髙橋塁、髙橋藍(ともにサントリー)、中島が出席。壇上に上がると、それぞれが祝福のメッセージを述べた。

 

 春高初優勝時にキャプテンを務めていた髙橋藍は、今回の春高から、「ディフェンス力がすごかった。このレシーブ力が世界に通用するところはこれからも証明していきたい」と力強くコメント。一方で、「3年間担任が豊田先生という、いつもスリルのある日常を味わっていました」と高校生活を振り返って、恩師を笑わせた。

 

 全国三冠を目指す1、2年生には「しんどい 3年間だと思いますが、その先にはまた違った素晴らしい景色があると思う。そこに向けて全力で頑張ってほしい」とメッセージ。それぞれの選手から現役生へ豪華なプレゼントが渡されるなか、髙橋藍からは選手たちにニューシューズが贈られ、会場から驚きの声が上がった。

 

 あっという間にお開きの時間を迎え、結びの言葉を任されたのは中西キャプテン。選手間ではセッターの山上がキャプテンに予想されていたが、山上をプレーに集中させたい指揮官の意向と、「しゃべれるし、明るい一面を持っているので」と指名された大役だった。レギュラーを外れてもメンバーをサポートし続け、指揮官から「キャプテンにしてよかった」と言わしめた男が、堂々とした口調で感謝を述べた。

 「この優勝はコートに立った選手だけではなく、ベンチや応援席から声を出し続けてくれた仲間たち、毎日厳しく指導してくださった先生方、そして支えてくれた家族の存在があったからだと思います。これからも豊田先生から教えていただいた自主性と自立を胸に、選手全員、人として成長できるように努力していきます」

 

 2年生ながら春高の最優秀選手賞に輝いたエースの岩田怜緯をキャプテンに、新チームは始動。喜びを胸に、それぞれの道でまた頂点を目指す戦いに臨む。

 

文・写真/田中風太(編集部)

 

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